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#89 10/16 全社 準決勝 FC KOREA vs バンディオンセ加古川

『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #89

FC KOREAがクラブ史上初の全社決勝進出!

10/16(火)13時30分 味の素フィールド西が丘
全国社会人サッカー選手権大会 準決勝
FC KOREA 3-0 バンディオンセ加古川

大会4日目を向かえた全社・東京大会。準決勝に勝ち進んだのは、1回戦から四国、九州、関西リーグの王者を破り、チャンピオンキラーとしてベスト4まで勝ち上がってきた関西リーグのバンディオンセ加古川。

そして関東リーグのFC KOREAは、地元開催というホームアドバンテージの中、この日も準々決勝と全く同じ11人をピッチに送り込み、クラブ史上初の決勝進出を狙う。

開始早々のゴールで優位に立ったFC KOREA

前半、KOREAが4連戦を感じさせない出足を見せる。2分、相手のクリアを跳ね返し、これに抜け出したFW姜豪がボールの落ち際を右足ボレー。

ゴール左隅へ突き刺し、早くもリードを奪ったKOREA。前日の準々決勝も開始1分で試合を動かし、点差でも精神面でも優位に立つ。今大会、ここまで全ての試合で先制しているKOREAだが、これには理由がある。

MF朴世訓が「早い時間帯に点を取れているのは、偶然じゃなく必然。ウォーミングアップから集中してやっているから、一気に力を出せる」と語るように、高い集中力が結果に繋がっているようだ。

8分には、後方からのFKをDF尹誠周が打点の高いヘッドで折り返すと、FW金載東がボレーを放つ。相手GKが弾いたこぼれ球をDF黄永宗が詰めるも、わずかに外れた。対するバンディオンセは、浮き足立ってしまったのか最終ラインとGKの連携がチグハグになり、なかなか修正できない。そんな相手を尻目に、KOREAが思い通りに試合を運ぶ。

「プレスをかけると、蹴ってくれたりGKに下げてくれた」と朴が語ったように、前線から圧力をかけたことで相手に自由なプレーを許さなかった。

その朴は22分、この日初めてサイドからの突破を見せる。ここまでは、起点になるパス出しや中央でボールを受けて仕事をしていた。今大会、KOREAがどのくらい攻撃を仕掛けているかを計る上で、ひとつのバロメーターにもなっていたエースのドリブルが、この時間でようやく披露される。

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