#83 9/29 なでしこリーグ 第12節 ジェフ千葉レディース vs 日テレ・ベレーザ
日テレ・ベレーザ 野田朱美監督
「ジェフさんが、正直すごく頑張っていたので、苦しい試合になりました。前半にあったチャンスを決めきれないとリズムが生まれない。今日も決定力の部分で苦しんだ。それが、試合の総括です。私達は結果を出すしかないので、最終的に4-1で終われて良かったです。また課題を持って取り組んでいきたいと思います」
-相手が入れる楔のボールを、前でカットできていたと思いますが?
「前節の狭山戦は前から行けなかったので、今週は勇気を持ってやろうと取り組んできました。サイドバックも高い位置を取らせたかったんですけど、そのためのセンターバックからのコーチングも、良かったと思います。ジェフの保坂(のどか)選手の上がるタイミングが良く、掻き回されたと感じていますが、前線から奪いにいけたのは良かったです」
-小林弥選手が攻撃の起点となり、代わって入った田中選手もゴールを決めましたが?
「田中はヤングなでしこでは右サイドハーフでしたが、ベレーザではトップをやっています。裏への動きなどは弥生とは違う特徴で、弥生ほど器用じゃないけど、体も強く積極的にゴールに向かえる。チームの貴重な駒ですし、対戦相手や時間帯などを見ながらうまく使えたら良いと思います。後半、裏を狙う意識がいつもより少なかったので、裏を取るのとチェイシングのことを言いました。あと、ボールを持ったら何も考えず、仕掛けてシュートを打てと言って送り出しました。彼女らしさが出たと思います」
日テレ・ベレーザ DF小林海咲
-アシストの場面を振り返っていかがですか?
「中に味方がいたので、切り込んでいければ合わせられると思っていました。短い距離のダッシュは得意なんですけど、そこが出せたと思います」
-復帰後はスタメン出場の機会も増えていますね
「周りといまいち合っていないということで、前節は出られませんでした。外から客観的に試合を見て欲しいと監督に言われました。みんなの要求のレベルは上がっているし、今日も前半は慌ててしまう場面がありました。キックが持ち味なんですけど、後半はどんどん出していこうと思っていて、リズムも作れるようになりました」
-左サイドハーフにはドリブラーの木龍選手がいますが、コンビネーションなどはいかがですか?
「七瀬さんは仕掛けるのが得意な選手ですし、自分も上がりすぎちゃうと相手ボールになった時にカバーができなくなってしまいます。なので、本当にチャンスだと思う時以外は残るようにしています。最後のアシストの場面はうまくいったと思います。状況判断も段々良くなっていると思います」
(了)