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#83 9/29 なでしこリーグ 第12節 ジェフ千葉レディース vs 日テレ・ベレーザ

19分には木龍の折り返しを伊藤が胸トラップから左足ボレーを放つも、クロスバーに直撃しゴールならず。25分、小林弥に代わってFW田中美南が投入される。中盤に下りてパスワークにも絡む小林弥とは違った特徴を持つ田中に、野田監督は「何も考えず、ボールを持ったら仕掛けてシュートを打て」と声をかけた。

更にゴールを奪いたいベレーザだったが、ジェフレディースに抗われる。29分、カウンターを受けると、FW深澤里沙に持ち込まれる。一度はDF須藤安紀子が止めるも、粘った深澤がボールを拾ってシュートを叩き込んだ。この失点のきっかけは、田中のボールロストだった。持ち味のドリブルを仕掛けた所で絡め取られてしまった。

しかし、名誉挽回のチャンスはすぐに訪れる。31分、田中が左サイドで受けると、縦に突破し鋭く切り返す。そして、右足一閃。無回転気味のシュートをネットに突き刺した。

45分には、ダメ押しの4点目が生まれる。小林海咲がこの日初めて、相手陣内の深い位置までオーバーラップする。得意という短いダッシュで相手を外し、左足で速いクロスを送ると、永里が合わせて試合を決めた。

ジェフレディースの粘りで前半は拮抗した展開となったが、後半はチャンスを確実に決めてリードを広げた。1失点は喫したものの、警戒していたセットプレーもきっちり抑えたベレーザが、勝ち点3を獲得した。

試合後の両チーム監督・選手コメント

ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 上村崇士監督

-球際でコンタクトに行ける場面、相手にやられる場面がありましたが?
「コンパクトにして、裏を取られないようチャンスがあれば奪おうと。なるべく下がらないように前から行くように言いました。永里に良いタイミングでボールが出ると簡単に失点してしまう。2点目は残念な失点でした。その後1点は取れましたが、すぐにまた失点してしまった。そこで決めるのはベレーザの力ですが、逆に言えばジェフの力のなさでもあると思います。ただ、球際でよくファイトしてくれました。前節に比べて慌てずプレーできたのは良かったと思います」

-こういった負けを繰り返さないためには何が必要ですか?
「前節は何もできなかった。今日は結果を除いた中では、やろうとしていることは伝わりましたし、そこはプラスに捉えています」

<日テレ・ベレーザ 監督・コメントは3ページ続く>

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