TOP>>レポート>>MATCH OF THE WEEK>> #83 9/29 なでしこリーグ 第12節 ジェフ千葉レディース vs 日テレ・ベレーザ
matchreport

#83 9/29 なでしこリーグ 第12節 ジェフ千葉レディース vs 日テレ・ベレーザ

『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #83

拮抗した時間帯もあっが、最終的には差をつけたベレーザが3連勝

9/29(土)13時 フクダ電子アリーナ
なでしこリーグ 第12節
ジェフ市原・千葉レディース 1-4 日テレ・ベレーザ

相手の球際の激しさがベレーザの自由を奪う

日テレ・ベレーザは試合の入り方で後手に回った。ジェフユナイテッド市原・千葉レディースの積極的なプレスに嵌まってしまった。だが、MF木龍七瀬は試合序盤からキレを見せ、対峙する相手選手を自慢のスピードでぶっちぎる。体を当てられても、巧みに入れ替わり突破していく。

そんな木龍が先制点を奪う。前半7分、MF伊藤香菜子がドリブルで持ち込むとFW小林弥生に繋ぎ、最後は木龍が左足を振り抜いた。このゴールでベレーザにリズムが生まれるかと思われたが、ジェフレディースがそれを許さない。

一人ひとりがボールに対して強くアプローチをかけ、ベレーザの中盤を追い回す。そして、ボールを奪ってもすぐに前線へ展開するのではなく、しっかり繋ぐ意図を持ってプレーした。試合の主導権はベレーザにあったが、完全に掌握するまでには至らなかった。

「チャンスで点を取れないとリズムが作れない。決定力に苦しんだ」と、試合後に野田朱美監督が言ったように、決定的な場面で加点できなかったことも試合運びに影響を及ぼした。

後半も相手に粘られるも、ベレーザが3ゴールを奪う

1点リードで折り返したものの、ジェフレディースの気迫が印象的な前半だった。後半もホームチームの頑張りは続くのだが、ベレーザが差を見せる。

後半7分、DF小林海咲が中盤からフィードを送ると、抜け出したFW永里亜紗乃がネットを揺らしてリードを広げた。「永里に良いタイミングでボールが出ると簡単に決められてしまう」とは、試合後のジェフレディース・上村崇士監督の言葉だ。

◆前後のページ | 1 | 2 3