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#68 8/15 東京都サッカートーナメント 横河武蔵野FC vs 東京Vユース

『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #68

2年前の決勝カード再び 延長・PK戦の末に横河武蔵野FCが制す

8/15(水)16時30分 味の素フィールド西が丘
東京都サッカートーナメント 準決勝
横河武蔵野FC 1-1(PK7-6) 東京ヴェルディユース

2年前の東京都サッカートーナメント決勝戦。天皇杯・東京都代表を懸けた戦いでぶつかった両チーム。本大会へ駒を進めたのは東京ヴェルディユース。JFL・横河武蔵野FCを破っての金星だった。この2チームが今大会は準決勝で顔を合わせる事となった。

隙を見逃さない横河武蔵野FC
技術で上回る東京Vユース

個々の高い技術と連動性が合わさり、流れるようなパスワークを見せる東京Vユース。最初のチャンスは前半5分。MF中島翔哉がドリブルで仕掛け、ミドルシュートを放つもクロスバーに直撃しゴールならず。

3-4-3の東京Vユースは、左MF・安在和樹と右MF・安西幸輝が同時に高い位置を取る。これによってセカンドボールに寄せられる選手が増え、二次攻撃へと繋げていく。

一方、立ち上がりこそ後手に回った横河も、少しずつ反撃の機会を伺えるようになる。前半36分、左サイドからライナー性のクロスを入れ、中で合わせる。これは相手GKの守備範囲内だったが、初めて作ったチャンスだった。そして3分後、横河が先制点を奪う。MF林俊介が、右サイドから意表を突いたシュートを放つと、そのままゴールへ吸い込まれていった。

得点のほんの少し前、東京Vユース・冨樫剛一監督はベンチから、「やめるな!」と選手達に言った。ボールが横河に渡った時、一瞬だけ足が止まってしまった。そして、そこを突かれてしまった。

主導権を握りながらビハインドを背負った東京Vユース。だが、気落ちすることなく攻め込んでいく。そして45分、中島がタメを作って絶妙なスルーパスを通す。抜け出した安西が中へ折り返すと、FW菅嶋弘希が右足で合わせて同点に追いついた。

これは、再三に渡りサイドを駆け上がっていた安西のクロスが、結実した瞬間でもあった。東京Vユースとしては、少し足が止まった所を突かれたが、前半終盤という良い時間帯に追いつくことができた。

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