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#11 11/20 なでしこリーグ 第18節 日テレ・ベレーザ vs 浦和レッズレディース

日テレ・ベレーザ 野田朱美監督 インタビュー

-残念でしたね?
「残念でした。仕方ないな、と。」

-難しいゲームだったと思いますが?
「確かに、正直モチベーションが無い中で何が出来るかという事だと思うんですけど、自分も含めてまだまだ成長過程だなと。ただ、先週試合がなくて間隔が空いたのが正直難しかった。勝っても負けても順位変動がない中で、INAC戦の翌週も試合があればまた違う試合ができた。1週空いたのは辛かったなと。それでも何か出来る事はなかったかなと思うんですけど、そこは課題ですね。まだまだチームが未熟ということで、次の選手権に繋げていければ良いなと思います。」

-今日はリーグの中でもフィジカルの強い相手だったが?
「前半はレッズさんも苦労していた所が見受けられたんですけど、徐々に良くなってきた。偶然にもレッズと試合をしたチームと、次ウチが当たる事が多くて、次の対戦相手を分析する時にレッズを見る機会が多かった。だからレッズの変化も手に取るように分かっていたし、練習試合も多くやらせてもらっているので、良さも弱点も互いに分かっていると思います。その中でレッズは本当に若いチームで伸びてきていて、楽しみでもあり、大丈夫かなという試合でもあった。今日はレッズさんの出来が良かった。特に球際はウチよりも勝っていた。そういう所が勝敗に響いた。」

-1年間かけて成長していかなければ、という思いで過ごしてきたチーム同士ですしね?
「そうですね。切磋琢磨で良いライバル関係で互いに上にいけたら良いし、個人的に村松監督とよく話をさせてもらっている。お互いに隠すこともなく、持っている駒も知っているし、本当に良い関係できているので、これからもレッズ戦はどちらが勝つかわからないような試合をしたい。負けちゃいけないんですけど。」

-レッズはフィジカルが強く、ベレーザはスピードと技術の高い選手が多いと思うんですけど、どのように戦おうとしたのか?
「ハーフタイムに選手に言ったんですけど、相手の2トップにキープされる時間が長くなると相手の中盤が後ろから上がってくるから、それで全部やられていると。クリアするならクリアしろと。一回プレーを切らないとあれだけ長い時間キープされていたら、相手のペースになるよねと。あとはサイドバックが裏にパスを出されるのが怖いのか、前からプレスをかけたいのか、がハッキリしていなかった。裏が怖くて警戒するなら、思い切って下がればいいし、前から行くなら行けと。少し中途半端だった。あと、球際の所で体張っていたのは間違いなくレッズの方だったので、球際早くてフィジカルが強いと分かっている相手に、こっちが球離れ遅かったらやられるよねと。相手のやり方に自分達が対応出来る力は今後の課題になっていけばいい。今は出来る限り自分達のサッカーをぶつけたい。岩渕も結構取られていたんですけど、それでも今はドリブルで仕掛けてほしい。」

-選手権での戦い方は?
「負ければ終わり、引き分けも許されない戦いなので、前からどんどん行くというのと、選手の起用も考えていきたい。」

-CBの村松選手を1年間起用したが?
「精神的にもプレー的にも成長した。リスクも大きいかもしれないけど、何があっても使い続けるよと。ミスもあったけど凄く風格が出てきて頼もしくなった。まだまだなんですけど、この1年はこれからの彼女にとって力になったんじゃないかと思える上達ぶりだった。」

-どういう部分が成長したか?
「カバーリングは元々凄く良かったんですけど、前からガンガン行くという部分が以前は行けていなかったので、そこを一つずつ教えていって今に至った。CBという、この年齢ではなかなか預けられない所を預けてみて良かったなと。」

(以上)

(試合後の選手コメントは3ページに続く)

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