#9 9/19 JFL 後期 第8節 横河武蔵野FC vs AC長野パルセイロ
変化を与えた選手交代
後半も横河が試合の舵をとる。1点を取り返しにいくその姿勢こそ当然なのだが、同じことを繰り返すばかり。パルセイロに中央を固められると横河は攻め手を失った。そしてついに後半7分、失点をしてしまい状況が悪化する。それでも横河は中盤でボールを左右に動かし、サイドの高いところから組み立て続けた。さらに横河は「スピードとドリブルを活かせればと思って。」 という依田監督の意図のもと、攻撃に変化をつけるべくMF永露大輔とMF加藤正樹を投入する。
パルセイロが守勢に入っていたということもあり、横河は残りの時間の殆どを攻撃に費やすことができた。途中出場のMF永露大輔が得意のドリブルで仕掛ける。斜めにボールを動かして左サイドをDF小山大樹を走らせる。攻撃の形は変化した。しかしゴールが遠い。
「相手のDFとボランチのギャップでボールを受けて、チャンスメイクやドリブルで仕掛けてという指示を受けていたのですが、ピッチが荒れてたということもあって自分もボールを上手く受けられなかった。もっとボールを引き出せるようにして、あの時間帯から攻撃を引っ張っていける様に出来たらなと思います。ボールを運んでも取られるシーンがあったし、結局いいスルーパスや決定機までもっていけていないので、質を上げていかなければと思います。」(永露)
36分、横河は右コーナーキックからフォアサイドにいたDF小山大樹が余裕をもって頭で合わせる。ふわりと浮いたボールはゴールの天井に乗った。41分、左サイドのスローインからボールをつなぎ、最後はFW関野達也が左足で蹴り込もうと試みる。振り抜けば得点となりえた場面はすでに相手守備の脚が壁となっていた。横河は最後まで攻めきったが、反撃をしきれず0-2で敗れた。
上位との戦い続く
横河は2連勝の勢いを活かせず、パルセイロ敗れた。しかし後ろを向いている暇もなく、次節は3位V・ファーレン長崎をホームに迎える。小林、永露両選手は次節に向けて次のように語った。
「僕たちは1試合1試合が大事なので、どんな相手でもやることは変わらないし、しっかり最後まで戦った結果、は結果として受け止めるしかない。相手がどこだろうと、1試合1試合を必死になってチーム一丸となって戦っていくことに関しては変わらない。」(小林)
「うちは先に取られると沈んじゃってそのままいっちゃう傾向があるので、先制点をキーワードにしてやっていかないといけないなと思います。」(永露)
”先制点”を奪うこと、横河のサッカーを貫くこと。横河が目指すサッカーは変わらない。今後もただひたむきに勝利を目指す。