#9 9/19 JFL 後期 第8節 横河武蔵野FC vs AC長野パルセイロ
『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #9
9/19(月)13時 JFL 後期 第8節
横河武蔵野FC 0-2 AC長野パルセイロ(武蔵野陸上競技場)
JFL後期第8節が行われた。横河武蔵野FCはホーム武蔵野陸上競技場にAC長野パルセイロを迎えた。横河は9月11日、14日と試合をこなしており、それぞれホンダロックSCに1-0、佐川印刷SCに2-0で勝利している。夏の暑さが残る9月半ば、アマチュア泣かせの3連戦最終回がこの試合だった。しかも相手は2位のパルセイロ。今季からJFLに参戦した新参チームではあるが、北信越リーグ時代に培ったパスサッカーと勝負強さを武器にし、JFLでひとつの旋風を起こしている。横河が3連勝を達成させるための相手としては申し分が無い。
場所はホーム武蔵野陸上競技場。 7月9日にカマタマーレ讃岐と対戦して以来のムサリク凱旋となった。9月中旬ということで残暑が厳しいのは相変わらずだが、雲が空を覆っていたのがせめてもの救いとなる。
キーワードは先制点
先に試合の主導権を握ったのは横河だった。横河は後方でボールを回し、徐々に重心を高くしていくと、勝負どころでサイドに展開する。今季の試合で一貫して行っている攻撃パターンをこの日も披露した。
8分、左サイドでボールを持ったMF高松健太郎が相手の最終ラインに向けてボールを放り込む。このボールはペナルティエリア内ゴール正面にいたFW小林陽介が頭で合わせた。小林は空中で競り合いながらという難しい体勢だったが相手の守備に競り勝つ。しかし軌道を変えられたボールはゴールの右を抜けていった。小林は10分にも遠目からゴールを狙うなど得点に対する積極性を見せた。「先制点が鍵だと思ったので、出来るだけ早めに点が取れればこっちのペースになると思ったので狙ってました。」と小林は振り返る。これまでの2連勝は共に先制点を奪っていた。他の選手や監督に話を聞いても「先制点」というのは共通したキーワードだった。