TOP>>レポート>>CLUB REPORT>> #17 1/26 東京23FC 2012報告会&2013新体制発表会
clubreport

#17 1/26 東京23FC 2012報告会&2013新体制発表会

米山篤志監督の挨拶

「皆さん、こんばんは。今日は沢山の方にお越し頂き、ありがとうございました。去年1年、監督を務めてみて思ったことは『やっぱりサッカーって良いな』という事でした。サッカーをやっている事で、ここにいらっしゃる方々のような素敵な方達と出会う事ができる。もう一つは、サッカーをやる、サッカーを見る、サッカーに関わる中で、心が揺さぶられる。日常の中でこんなに我を忘れて喜んだり、3日も4日も引きずって悔しがったりとか、こういう事はスポーツをおいて他に無いのではないか。そういう風に感じました。

去年、初めてこの場に立たせていただいて、現役を引退してすぐでしたし、正直『(現役選手時代のような)あんな興奮ってきっとないんだろうな』 『監督として現場に関わるけど、楽しみって半減するんじゃないか』と思いながら、何となく不安気にここに立ったのを覚えています。でも、1シーズンを戦って、そうではないという事を選手達に教えてもらいましたし、環境を作って下さった皆さんにも教えてもらいました。この事をこの場をお借りしてお礼申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。

また新たに今シーズンを戦っていくわけですけど、色々なことを与えてくれる選手や皆さんに、お返しできる事はそんなに多くないと思います。ですが、先ほど引退していきました山本孝平のように、我々の仕事は『人材を作っていく、サッカーを通して人を作っていく』、そして『東京23FCに関わった人間がその後大きくなっていく』、そういう事が役割ではないかと思います。

ここにいる選手達も、ひょっとしたら陽の目を見ないまま現役生活が終わるかもしれませんが、ここで培った力や決断することを自分の武器として、その後の人生を堂々と生きてもらいたいなと思っています。そういう事を与えていくのが僕達の仕事だと思いますし、サポートして頂いている皆さんには、そういう選手達の変化していく姿などを見てもらって、楽しんでいただきたい、一緒に育てていただければと思います。

お返しできることは本当に少なくて、サポートしてくれる方々に言うのもおこがましいですけど、それに応える選手達はやれることをやっていると思いますし、またこれからも1段2段上がった姿を見せてくれると思います。僕もその先頭に立って、皆さんの期待に応えられるよう今年1年頑張っていきたいと思いますので、引き続きご声援いただければと思います。皆さんのチームなので、選手達が勝ち取った去年のトロフィーがここにありますけど、これは選手と皆さんのものです。また来年の1月にもっとたくさんのトロフィーを掲げてみんなで喜べるよう今年1年過ごしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。本日はありがとうございました」

(了)

◆前後のページ | 1 2 3 |