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#7 2/3 東京23FC 2011報告会&2012新体制発表会

米山篤志監督の挨拶
「皆さん、こんばんは。初めまして。ご紹介頂きました米山と申します。僕は1998年、まだヴェルディが川崎にあった頃にプロとしてデビューしました。13シーズン、プロとして戦ってきて、去年引退したばかりです。なので指導者としては、全くの素人です。皆さんもご心配されていると思いますが僕も正直心配です(笑)
ですが、3日間ほど選手達とトレーニングしまして、本当に可能性のある楽しみな選手がたくさんいます。僕自身も楽しみにしていますし、皆さんにも攻撃的な、どんどんチャレンジしていくサッカーをお見せしていきたいと思います。今年1年楽しんで頂きたいなと思います。一生懸命頑張りますので、よろしくお願いします。」

コラム② ~米山篤志 クラブと共に成長 「美しく勝ちたい」~

アマラオ監督がクラブを去り、東京23FCはここまで監督が決まっていない状態だった。そして、遂に発表された新監督は、米山篤志。東京ヴェルディなどJリーグクラブで活躍し、去年現役を退いたばかりだ。監督初挑戦だが新シーズンを楽しみにしている、と語る。

「期待と不安だと、期待が8割。選手は素人じゃないし、キャラクターのある選手もいて面白い。練習試合もやったけど、特徴を見せてくれる選手もいた」。

東京23FCの監督に就任した経緯については、人との繋がりを強調する。「色々な人の協力があった。誘いを受けた時は、こちらとしても是非やりたいと思った。これからもっと成長していこうとしているチームなので、それは僕にとっても良いこと。」

監督に就任してからまだ日が浅く、「僕自身、去年まで現役だったから、選手との距離感がまだわからない」と、選手とのコミュニケーションはこれから深めていくつもりだ。

参考にしている監督には、選手時代に薫陶を受けたオズワルド・アルディレス氏を挙げる。

「オジーは好き。(東京ヴェルディ時代は)遊びのような練習で楽しくやりながら、でもそれが戦術的なトレーニングにもなっている。でも、プロ選手は練習と試合に全てのコンディションを合わせられたが、東京23FCの選手は(平日の夜)仕事の後に練習するわけで既に疲れているし、あまりハードにはできない。楽しくやって、いつの間にかハードにやっていたという感じの練習をやっていきたい。かと言って、オジーをそのまま真似するんじゃなくて(今まで所属していたクラブの)色々な監督の良い所をどんどん参考にしていきたい。そして、少しずつ自分のやり方を出していきたい。」

クラブにとっても、米山監督にとっても初めての関東リーグ。「正直、他のチームのことは全くわからない」と話す。それでも、監督にプレッシャーはない。「プレッシャーを感じるのは、僕ではなく選手達。勝負は時の運もある。勝つことが全てじゃない。でも勝つことも求められる。どうやって勝つのかが大切で、美しく勝ちたい。上手くいかなかった時の責任は僕にある。選手達には、ネガティブにならずにやってほしい。」

初めて監督を務めるというのは、周囲からは経験不足と心配される。しかし逆を言えば、これからどんどん学び、多くの事を自分の中に取り入れることで、成長していけるということでもある。西村代表も話しているが、東京23FCというクラブと共に成長していける監督を望んでいた。だからこそ、米山監督に白羽の矢を立てたのだ。我々も東京23FCと米山監督の1年の成長を追いかけていきたい。

(了)

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