#24 横河武蔵野FC 小林陽介選手&冨岡大吾選手インタビュー Vol.3
-お二人とも長野県のチームでプレーされましたが、東京とは違いましたか?
冨岡 今まで長野にはサッカーのプロチームがなくて、多分地域の人が夢中になれるものがなかったんだと思います。それでまず松本山雅FCが出てきて、あとを追う感じでAC長野パルセイロも出てきて、盛り上がったんじゃないかと。
-両チームのライバル関係はどうでしたか?
冨岡 信州ダービーを経験しましたけど、ライバル意識はすごいですね。選手も多少は意識しますけど、サポーター同士が。
小林 サポーター同士は凄いよね。
冨岡 同じ県なのに「松本山雅FCには絶対負けるな」とか、「AC長野パルセイロには絶対負けるな」とか。
小林 長野県に引っ越したばかりの時に、オレンジ色のパーカーを買って何も知らずに着てたんですよ。そしたらサポーターの人に「あ!オレンジだ!」って言われて、着れなくなりました(笑)
「信州はサポーター同士のライバル意識が凄かった。狭い街だからすぐ見つかっちゃうしね(冨岡)」
冨岡 色は凄いよね。色の事は意識する。
小林 オレンジとか着けてると、すぐパルセイロっていう風になるし。オレンジ=AC長野パルセイロみたいな。
冨岡 こっちも緑=松本山雅FCみたいな感じだったね。
-普段の生活でもそういうことはあるんですか?
冨岡 ありますね。お店で食事してて、松本山雅FCのCMが流れると、「うわ!山雅だ!チャンネル変えろ!変えろ!」みたいな(笑)
-そういう街に住むのはどういう気分ですか?
小林 良いモチベーションになるよね。試合の時も。
冨岡 良い意味でチヤホヤされるし、街が狭いからすぐサポーターに見つかって、「頑張れよ!」って言われるような。東京でそのへんを歩いても誰も分からないでしょうけど(笑)
小林 ある意味、街や地元のヒーローですからね。そういう目で見てくれるので。