#22 横河武蔵野FC 小林陽介選手&冨岡大吾選手インタビュー Vol.1
-地方クラブに移籍して、東京との違いはありましたか?
冨岡 長野のチームは町全体でサポートしてくれますね。ちょっとご飯食べにいくにしても、栄養のあるものを出してくれるし、周りの人たちが全面的にサポートしてくれます。
小林 家族みたいになるよね。
冨岡 本当にご飯も「タダで食ってけ!」みたいな。毎試合差し入れをくれる人もいましたし、そういう面ではやっぱり東京のチームとは多少差がありましたね。
-お二人にとってサッカー選手としてのゴールは何ですか?
冨岡 ビッグイヤーを獲ることじゃないですか?
小林 それはもう完璧だね(笑)
-モチベーションと言い換えてもいいかもしれません。
冨岡 前期が終わってJFLで厳しい順位(17節終了時 勝点18 14位)にいますけど、やっぱり上位チームや本気でJを目指しているチームとやる時は絶対負けられないです。だから6/30カマタマーレ讃岐戦からの3連戦(7/7AC長野パルセイロ戦、7/14FC町田ゼルビア戦)は自分の中ではターニングポイントかなと思っています。
「まだ終着点は決めたくないよね(小林)」 「僕も限界までノーリミットでいきたい(冨岡)」
-小林選手はどうですか?
小林 難しいな…ゴールしたくないよね。終わりなんて無しで、何度でも振り出しに戻るみたいな感じで。
冨岡 僕もそれで(笑) ノーリミットでプレーしたいです。
-選手としてのゴールの先に何か描いているものはありますか?
冨岡 それこそ50歳までサッカーするなんて無理とは言わないけど、第一線でプレーするのは難しいと思います。だからプレーをやめてもコーチや指導者の道もあるのかなと思います。
-教員免許を取られたそうですが、教師になるという考えは?
冨岡 なりたいですが、あまり頭良くないから難しいですけど(笑)教えるという立場も悪くないと思っています。
-小林選手はJFA指導者ライセンスを持っているそうですね。
小林 C級ライセンスを取りました。まだ漠然としていますが、将来的に何かしらの形でサッカーに関わるというビジョンはありますね。指導者としてかもしれないし、チームのフロントとしてかもしれません。サッカーに関われれば一番幸せなのかなとは思います。
<Vol.2に続く>
(了)
<プロフィール概略>
小林陽介…1983年5月6日生まれ。浦和レッズジュニアユース~ユース~トップチームを経て、2004年に横河武蔵野FCに入団。2006年はリーグ23得点をあげ、JFL2位躍進の立役者となった。2007年にロアッソ熊本へ移籍し、チームのJ2昇格に貢献した。2009年に松本山雅FCへ移籍し、天皇杯で古巣の浦和レッズを破るなど活躍し、JFL昇格に貢献した。2011年に再び横河武蔵野FCに復帰している。JFL通算186試合出場56得点(2012シーズン終了時)
冨岡大吾…1985年10月12日生まれ。都立荻窪高等学校、日本体育大学を経て、2008年に横河武蔵野FCに入団。2010年はリーグ9得点をあげチーム内得点王となるなど、決定力が魅力のFW。2011年にAC長野パルセイロへ移籍したが、2012年に再び横河武蔵野FCに復帰している。JFL通算118試合出場28得点(2012シーズン終了時)