#13 青梅FC 岩田朗選手&平松翔選手インタビュー
青梅フットボールクラブ 岩田朗選手&平松翔選手インタビュー
2012年、東京都社会人サッカー1部リーグを圧倒的な攻撃力で優勝した青梅フットボールクラブ。
1985年のクラブ設立後、関東リーグの強豪クラブとして全国社会人サッカー選手権、全国地域サッカーリーグ決勝大会に出場するほどの実力を誇った。2007年の東京都1部リーグ降格から通算5シーズンを戦い、今年17年ぶり2回目となる都1部リーグ優勝を果たした。(最終ページにプロフィール掲載)
クラブの念願である関東リーグ復帰を目指し、11/10(土)開幕の関東社会人サッカー大会に挑戦する。その青梅FCの攻撃サッカーを支えるFW岩田朗とFW平松翔の二人のストライカーに注目したい。
東京偉蹴FOOTBALL編集部では、今季の都リーグやお互いのプレーについて、また関東リーグ昇格や青梅FCに対する想いなど、対談形式でインタビューさせていただいた。(インタビュー日:2012年10月)
-まずは今シーズンの都リーグ1部優勝おめでとうございました。今季を振り返って、いかがですか?
岩田 まず今年のチームは、GKからDF・MFと本当に良い選手達が揃っていると思いますね。シーズン通して、誰が出ても自分達のサッカーが出来るようになったのも大きかったな、と。FWに関しても、6月に新加入した吉田幸史(前T.F.S.C.所属、元青梅FC)がスタメンに入るようになって、翔が控えになる事になったけれど、それも良い意味で競争が生まれましたね。
平松 都リーグ1部のレベルは決して低いわけでは無いですが、僕は「自分達(青梅FC)がリーグ優勝して当然だ」と思っていました。昨シーズン無敗優勝した東京23FCや、リーグ3位の三菱養和SCといった強いチームが関東リーグに昇格していましたし。自分の中では「青梅FCこそ関東リーグに相応しいクラブだ。もう自分達は都リーグ1部に居てはいけない」と思っていましたね。
-その平松選手は8月以降はMFとして起用されています。その点は2人それぞれ、どう思われますか?
岩田 そうですねぇ、翔が中盤で起用された事でMFの選手達にも競争意識が芽生えたと思うし、どのポジションでも競争が生まれている事が、チームに良い刺激を与えていたと思いますね。
平松 今だから言えますけど、吉田さんのシーズン途中加入を知った時に「あ、FWで外されるのオレだな」って思いましたね(笑) 確かに最初の頃は、ベンチスタートが悔しかったですが、選手起用は監督が決める事ですから。僕としては、控えFWとして途中出場でも、MFとして先発出場でも、チームが勝つ為に一生懸命プレーするだけでしたね。
「翔は僕のプレースタイルを一番理解している」 「岩田さんに難しい戦術の話をしちゃ駄目です」
岩田 個人的には翔との2トップはやり易いです。翔は僕の使い方が上手いというか、戦術の事とか本当に詳しくて、僕がやり易いようにプレーさせてくれる。
平松 岩田さんには岩田さんの良さがあると思うんですよ。吉田さんにも吉田さんの良さがある。僕は2人の良さが活かせるようなプレーをしているつもりです。
-試合中や練習の時に、平松さんは岩田さんに戦術の話はするんですか?
平松 岩田さんには細かい戦術の話はしないです(笑) 岩田さんには直接要求せずに、まわりの選手達と話してますね。岩田さんには、動き出しがどうとか、そういった事を考えさせないで、自然にプレーして欲しいんですよね。それが岩田さんの良さ(=決定力)を引き出すと思うし。
岩田 僕はあまり戦術の事とか分からないし(笑)本能でプレーしている部分が多いんですど、翔とか皆はよく考えていて、「ホント凄いなぁ」って感心しますね。自分ももう少し考えなきゃって思う事もあるんですけどね。