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TOKYO DECADE(前編)~これまでの10年、これからの10年~

2つのクラブが、東京で歩んできた道のりは違う。積み重ねてきた事は確実に成果となって現れている。が、この10年で辿り着いていた先は不本意なものだろう。今までの10年を踏まえて、これからの10年をどう見据えているのか。J2リーグではあっても、東京にあるクラブのトップランナーである事に変わりはない。両クラブの当事者達だけでなく、東京のサッカーに携わっている人達は注目しているはずだ。

杮落としの”あの日”から10年が過ぎた、2011年5月4日。味の素スタジアムで行われた3年ぶりの東京ダービーは0-0の引き分けに終わった。両チームともに試合内容には不満が残るものだったが、J2にもかかわらず2万8832人の観衆を集め、注目の高さは示されている。(東京ダービーで過去4位となる動員記録)

近年のJ2リーグは各クラブのチーム力が拮抗してきおり、優勝候補と呼ばれるクラブが、すんなり昇格を決められるほど甘くはない。J2も誕生して、かれこれ10年が過ぎた。それだけ日本のプロ2部リーグも進化してきたという事だろう。

両チームともシーズン序盤こそ躓いたが、6月~7月にかけて互いに5連勝と結果を残し、上昇の兆しが見える。次のダービーマッチはシーズン終盤となる10/30(日)の味の素スタジアム。J1昇格争いの直接対決となっているか、もしくはどちらかがJ1昇格を決定する試合となるかもしれない。前回とは違う、今までで最も熱いダービーになるのではないか。東京ダービーの存在は、東京のサッカーシーンの”象徴”の一つであり、2つのプロクラブが進む道が、未来の東京のサッカーシーンの”道標”である事は、これからも変らないはずだ。
※7/10終了時 FC東京 勝ち点29で4位 東京Vが勝ち点24で6位

さて、ここまでJクラブの話ばかりが続いたが、FC東京と東京ヴェルディだけが東京のサッカークラブではない。むしろJFLから東京都リーグまでを広く見渡してみると、それぞれ”東京のサッカークラブ”というアイデンティティを持ち、活動している人達が沢山いる事に気付かされる。

また、プロ・アマのクラブチームだけでなく、中学~高校~大学のサッカーも全て東京のサッカーの日常である事を思えば、首都・東京のサッカーシーンは非常に奥行きが深い。この広く、奥行きの深い世界を伝える事は、今後の東京偉蹴FOOTBALLの使命でもあり、それこそ時間をかけて丁寧に紹介していきたい、魅力的な世界である。

これらの東京の10年を考えるには、もっと広い視野と様々な視点が必要ではないか、と思う。

(後編に続く) Tokyo map . Tokyo – car rental Tokyo map . Sesotho to English . Pretatkofahrhealth . Eschipemertu . Baydincydema

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