#31 4/14 関東リーグ1部 前期 第2節 エリースFC東京 vs さいたまSC
『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #31
4/14(土)13時50分 江東区夢の島陸上競技場
関東サッカーリーグ1部 前期 第2節
エリースFC東京 4-1 さいたまSC
見せ場を作れない前半の両チーム
第一試合の三菱養和SC vs 東京23FCより、更に劣悪になった夢の島陸上競技場のピッチコンディション。エリースFC東京とさいたまサッカークラブの試合は、そんな中で行われた。
互いに極力リスクを排除して、前線へとボールを放り込む。両チームともしっかりプレスをかけるため、狙う通りのロングパスはほとんどなかった。どちらもチャンスを作れないまま30分が経過。風下に立ったエリースは、なかなか攻撃を仕掛けられなかった。
その中で、さいたまSCがこの試合最初の決定機を迎える。31分、相手ディフェンスラインの裏にFW清水大輔が抜け出す。相手ディフェンダーとの競争に勝ち、そのまま持ち込みシュート。しかし、サイドネットに飛んでしまいゴールならず。
ピッチコンディションの悪さ、互いのボールホルダーへのチェック、時折吹く強風という三重苦のため、有効な攻撃を繰り出せない両チームだったが、太鼓を叩き、声を張り上げるサポーターに背中を押されたさいたまが、見せ場を作って前半は終了した。
攻撃力が目覚めた後半
後半4分、いきなり試合が動く。動かしたのは、さいたまSCだ。シュートを相手GKが弾いた所を、FW杉下聖哉が左足で叩く。これが決まって、さいたまSCが先制。対するエリースも、後半から風上に立ったことで相手を押し込み始める。そして15分、同点ゴールが生まれる。後方からのロングボールに、相手ディフェンダーが目測を誤る。抜け出したFW山下真太郎がヘディングで押し込んだ。
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