#31 4/14 関東リーグ1部 前期 第2節 エリースFC東京 vs さいたまSC
同点に追いついたことで、試合はエリースのペースになっていく。20分、右からのクロスは精度を欠き相手GKへ飛んでいく。しかし、難なくキャッチしたかに見えたがファンブルしてしまう。これに素早く反応したのがFW吉田敦。ボールを奪って蹴り込み、エリースがラッキーな形で逆転に成功した。エリースは更に波状攻撃を仕掛ける。24分には、ゴール前にこぼれてきたボールを、FW高橋周大が右足一閃。相手GKの手を弾いてネットを揺らした。
さいたまSCは先制したものの、その後は防戦一方の時間が続き、攻撃に人数をかけることができない。対するエリースは前線でボールが収まるようになり、サイドから崩すこともできるようになっていた。そして、エリースが4点目のゴールを奪う。33分、ロングボールに抜け出した山下が、飛び出してきた相手GKより一瞬早く触る。ボールはゴールに吸い込まれていき、エリースが勝利を確実なものにした。
その後、スコアが動くことなくタイムアップ。エリースFC東京が、さいたまサッカークラブを4-1で下し、2連勝となった。前節も4ゴールを奪ったエリースが、後半にその攻撃力を見せつけた。
前節ハットトリックを記録した山下は、この日も2ゴールの活躍。JFL・横河武蔵野FCからやってきたストライカーはこの日、難しいコンディションの中でしっかり起点となるなど、得点以外の仕事も全うした。
試合後の監督コメント
エリースFC東京・檜山康監督
-難しい環境での試合でしたが?
「こういうピッチコンディションだから、シンプルに蹴って走ろうと、選手達を送り出しました。風もあって、前半はうちにとって厳しい時間でした。後半は、立ち上がりに失点しましたが、風上に立ったことでボールも走るようになりました。これで流れがこちらに傾くかなと。結果的に4ゴールとることができました。」
-試合全体を通してはいかがですか?
「普段あまり練習をできていないのですが、みんな意識を高く持ってよくやってくれていると思います。」
-ここまでリーグ戦を2試合戦っていかがですか?
「連勝できているのは最高なことだと思います。これからも一戦一戦、戦っていきます。」
-次節はFC KOREAとの対戦ですが?
「実力のある名門チーム。アグレッシブに来ると思うので、こちらも負けないよう臨みたいと思います。」
(了)