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#157 9/29 東京国体サッカー成年男子 1回戦 東京都選抜 vs 北海道選抜

『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #157

東京都国体選抜 PK戦を制し準々決勝進出

9/29(日)14時 町田市立陸上競技場
東京国体サッカー成年男子 1回戦
東京都選抜 1-1(延長0-0 PK5-3) 北海道選抜

第68回 国民体育大会が幕を明けた。地元開催となる東京都は、昨年の本大会出場を逃しており、今大会に懸ける思いは強い。

関東サッカーリーグ1部王者・FC KOREAから4人が選出されているが、全員がスタメンに名を連ねた。また、関東1部で得点王を獲得したFW山本恭平、同2位のFW山下真太郎が2トップを組むなど、強力な攻撃陣が注目される。試合立ち上がり、連携が合わずにパスがずれるシーンが散見されたが、そこはMF本橋良太やMF朴世訓が積極的にボールを呼び込んで落ち着かせる。

完勝を予感させた前半

彼らは相手に寄せられても囲まれても慌てる様子がなく、安心して預けられる中継地点となった。東京都の最初のチャンスは前半7分。FKのこぼれ球を山本が左足で捉えるも、相手GKにセーブされゴールならず。

北海道を押し込む東京都は13分、後方からのフィードに山下が反応。前に出て来たGKより先に触ると、ディフェンダーの寄せをものともせず、ヘディングでゴールへ流し込んだ。相手GKも自信を持って飛び出していたが、高い身体能力を誇る山下の、グンと伸びる一歩は予想外だったのではないだろうか。

東京都はオーソドックスな4-4-2で臨んだが、選手達は流動的にポジションを変えていく。ダブルボランチがサイドに開けば、サイドハーフがスペースを埋める。そして34分、下がって受けた山下から朴へ繫がり、山本が裏へ抜け出す。山本からのリターンパスを朴が受けようとした時、後ろから倒されPKを獲得。「2-0になれば試合は決まる」と漆間信吾監督は考えていた。

このPKが決まれば、東京都は勝利を手繰り寄せる事が出来る。しかし、山本の狙い澄ましたシュートは相手GKに読み切られ、弾かれてしまう。

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