#126 6/23 JFL 第17節 FC町田ゼルビア vs AC長野パルセイロ
『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #126
JFL前半戦の天王山 FC町田ゼルビアに突きつけられた0-4という結果
6/23(日)15時 町田市立陸上競技場
JFL 第17節 FC町田ゼルビア 0-4 長野パルセイロ
前節、首位・カマタマーレ讃岐とアウェイで戦い、見事に勝点3を持ち帰ったFC町田ゼルビア。そして今節は2位・AC長野パルセイロをホーム野津田に迎え撃つ。3位・町田と首位・讃岐、2位・長野の勝点差は僅かに『3』。上位チーム2連勝となれば、J2昇格への“自信”と“期待”もグッと上がる大一番となった。
また、JFL前半戦17試合を終え首位となったチームには、天皇杯・本大会のJFLシード出場枠を与えられる為、讃岐・長野・町田の上位3チームにJFLシード権獲得の可能性が残されていた。ゼルビアにとっては夏場(8月中旬)の天皇杯・東京都予選を回避できるか、も長いリーグ戦を戦う上では重要なポイントとなる。
ホーム野津田には4000人超の観客が集まり、両ゴール裏をブルーとオレンジが色鮮やかに彩る。まさに“舞台は整った”形となり、注目の一戦が始まった。
次第にパルセイロにペースを握られていく
「完敗です」 試合後、秋田豊監督はそう試合を振り返った。立ち上がりは悪くなく、早々にMF藤田泰成がシュートを放つなど、先制点を奪いにいく意思を感じさせた。だが15分頃から試合が落ち着くと、次第に流れはパルセイロへと傾いていく。31分にはポスト直撃の際どいシュートを受けるなど、守備の対応に回る事になった。
ゼルビアの攻撃は、左サイドの藤田を起点にして始まっていた。彼の配球やフリーランなど、効果的なプレーが目立っていた。それでも相手ゴールに近づくに連れて複数の連動が減っていく。FW村上聖弥が個人技で打開を図るも、一人での状況打破は難しかった。
「ボールを持った時に前を向けるんですけど、サポートがなくて後ろに下げるシーンが何度かありました」
それでも前半37分には、FW木島徹也、MF鈴木孝司と繋いで村上がシュートを放つ場面があった。この時は複数の選手が絡んでフィニッシュに持ち込む形であった。