TOP>>レポート>>MATCH OF THE WEEK>> #126 6/23 JFL 第17節 FC町田ゼルビア vs AC長野パルセイロ
matchreport

#126 6/23 JFL 第17節 FC町田ゼルビア vs AC長野パルセイロ

足が止まり後半だけで4失点

パルセイロの攻撃が次第に勢いを増していくと、ゼルビアは耐える時間が長くなり、先に疲弊していく。そして後半9分、パルセイロ・FW宇野沢祐次に先制点を奪われ、ゼルビアの選手達の足が止まってしまった。2分後にも宇野沢にゴールを許し、リードは広がった。

直後にゼルビア・秋田豊監督は、運動量の落ち始めていた藤田に代えてMFユ・デヒョンを投入。3バックに変えてユを左サイドに配した。しかし、ゼルビアは流れを取り戻せない。

30分には、2011年までゼルビアに在籍していたDF川邊裕紀にヘディングを決められ、アディショナルタイムにはFW藤田信にとどめを刺される。この日、ゼルビアが集中していなかったわけではないが、最初の一歩目で上回ったのは常にパルセイロで、よりボールへの執着が強かった。文字通り『完敗』という結果に終わったが、村上は「そこまでの差はなかったと思う」と話す。それでも失点した後に動きが止まった事も正直に認めた。

前節は粘り強い戦いで勝利を手繰り寄せたが、この日はそれが出来なかった。若いチームゆえに、常に水準以上のパフォーマンスを出せないのが事実で、そこは改善していかなければならない。後期は、プレーの波をいかに少なくし、ピッチで自分達のサッカーを表現出来るかが重要になってくる。

試合後、ゴール裏で声を張り上げたサポーター達の所へ向かった選手と監督・スタッフ。不甲斐ない結果に熱くなった一部のサポーターと一触即発の状態になる場面もあった。互いに勝利という目的は同じだが、サポーターも我慢の限界だったのかもしれない。だが、簡単に勝てる程JFLは甘くない。ゼルビアに関わる全ての人が同じ方向を向いていかなければならない。サポーターには引き続きチームに熱い声援を送ってもらいたい。そしてチームには、素晴らしい内容と結果をサポーターに届けてもらいたい。

<試合後の両チーム監督・選手コメントは3ページ以降に続く>

◆前後のページ | 1 2 | 3 4 5