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#110 4/7 チャレンジリーグ 第1節 スフィーダ世田谷FC vs C大阪堺レディース

『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #110

スフィーダ世田谷FC 8点を奪ってリーグ開幕戦に快勝!

4/7(日)12時 駒沢オリンピック公園陸上競技場
チャレンジリーグ 第1節
スフィーダ世田谷FC 8-2 セレッソ大阪堺レディース

爆弾低気圧の影響で暴風雨となった週末だったが、リーグ開幕戦の舞台となった駒沢オリンピック公園陸上競技場は見事な晴天に恵まれた。とは言え、風の強さは“暴風”と呼べるものであり、スフィーダ世田谷FCの特徴を出せる環境とは言えなかった。スフィーダは試合の入り方が悪く、セレッソ大阪堺レディースにペースを握られた。

「相手がすごく良いチームだった。ディフェンスをさぼらずに、一人の選手が1回のアプローチで終わらずに2回、3回と来ていた」(川邊健一監督)

スタメンの平均年齢が14.3歳とフレッシュなセレッソが、スフィーダから自由を奪う。司令塔のMF田中真理子の所にボールが収まらずパスワークが影を潜めると、そのまま飲み込まれてビハインドを背負う。

試合の入りに失敗するも、前半のうちに逆転

前半11分、ディフェンスラインの裏を突かれると、セレッソ・FW宝田沙織に冷静にネットを揺らされた。スタートダッシュを決めたいスフィーダもすぐさま反撃に出る。FW田中麻里菜のシュート、そのこぼれを狙ったFW堀良江のフィニッシュは、いずれも相手のブロックに阻まれる。それでも、風上を選択していたスフィーダが間もなく盛り返す。19分にCKを得ると、DF川嶋珠生の正確なキックに合わせたのは田中(麻)。ドンピシャのタイミングでヘッドを叩き込み、試合を振り出しに戻した。

落ち着きを取り戻したスフィーダは、主導権も奪い返す。相手のゴールキックが風で戻され、高い位置から奪いに行く事が出来た。スフィーダが攻勢を強める中で29分、逆転ゴールか生まれる。セレッソLが自陣ペナルティエリア内でプレーの選択をもたつく隙に田中(麻)が粘り、FW下條彩が右足で狙い澄ましたシュートを決めた。この直前にチャンスを逃していた下條だが、再び訪れた決定機は確実にモノにした。勢いづくスフィーダは、41分にも田中(麻)の落としをFW森仁美が決め、3点を奪って前半を折り返した。

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