#106 3/10 JFL 第1節 FC町田ゼルビア vs 福島ユナイテッド
『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #106
FC町田ゼルビア JFL開幕戦を落とし黒星スタート
3/10(日)13時 町田市立陸上競技場
JFL 第1節 FC町田ゼルビア 0-1 福島ユナイテッド
福島Uの勢いに押され、開始9分で失点
「JFL開幕戦の相手がゼルビアと決まってから、自然とチームの士気は高まった」
(福島ユナイテッドFC・時崎悠監督)
モチベーション十分の相手の勢いに押され、それに飲み込まれた形で敗北を喫したFC町田ゼルビア。試合後、秋田豊監督は「気持ちが弱い方に出てしまった」と振り返った。ボールを落ち着かせる事が出来ず、福島の圧力をモロに受けた形だ。
試合前のコイントスで、福島は風上を選択した。これはチーム全体の共通した狙いだった。
「コイントスで勝ったら風上を選ぶというのは、去年から徹底してきた」
果たして風上を取った福島は、中盤の選手も果敢に前線に飛び出すなど、厚みのある攻撃を仕掛ける。そして前半9分、ゼルビアに先制パンチを見舞う。相手陣内でボールを奪ったMF鴨志田誉が右へ送ると、FW金弘淵が抜け出して折り返す。これに詰めたのが鴨志田。パスを出してからゴール前に走り込んでネットを揺らした。
出鼻を挫かれたゼルビアは、その後もチャンスを作れない。パスを繋ごうとするも、相手の寄せに遭い苦し紛れに出しては奪われた。前半、ゼルビアはシュート2本に抑えられたが、それも決定機とは言えないものだった。反対に福島の5本のシュートは、ゴールの予感を感じさせるもので、うち2本はサイドネットへの際どいシュートだった。
後半の猛攻をスタートから出せていれば
後半も、ゼルビアのペースはなかなか上がらない。一方福島の足は止まらない。特に、先制点を奪った鴨志田が攻守に躍動していた。 「抑えて90分間持たせようとしても、町田には勝てない。最初から飛ばしていこうと思っていた」