#62 7/15 東京都リーグ2部 SPERIO城北 vs FC駒沢Griffin
『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #62
1部昇格戦線 生き残りの大一番 スペリオ城北は悔しい敗戦
7/14(日)19時 赤羽スポーツの森公園球技場
東京都社会人サッカーリーグ2部 2ブロック
SPERIO城北 1-2 FC駒沢Griffin
前節終了時点で、2ブロックの首位・慶應BRBがリーグ6戦全勝で勝点18。そして残り6試合うちの1試合は、同じくリーグ戦5戦全勝で勝点15の2位につけるFC駒沢Griffinとの直接対決を残している。一方のFC駒沢Griffinは残り試合数が7試合。このまま連勝を続け、慶應BRBとの直接対決を制した場合、リーグ優勝すなわち来季の都リーグ1部昇格を手にする。
そして、4位・スペリオ城北はリーグ開幕戦の慶應BRBに0-1で敗れたものの、その後4連勝し勝点12で2チームを追いかける。残り7試合を全勝し、仮に慶應BRBが1敗すれば勝点で首位に並ぶ事も可能だ。逆に、スペリオはこれ以上一つも落とす事ができない。2位・駒沢との試合は引き分けすら許されない、勝たなければならない試合であった。
セットプレーの守備で退場者を出したスペリオ
今後のリーグ優勝争いが三つ巴の戦いになるか、どうかの状況で迎えた一戦となったスペリオ城北。その決意は球際のファイトに表れ、まさに肉弾戦と呼べる光景となった。
激しさでは駒沢Griffinも負けていない。勝利が欲しいのは駒沢も同じ。その中で、段々と駒沢がポゼッションを高め、スペリオがカウンターを狙う展開になる。スペリオはキレのある速攻を見せるもフィニッシュまでは到達しない。駒沢が攻撃の圧力を強めていき、34分にCKを獲得する。そしてこれが、試合を大きく動かす事になる。
このリスタートでスペリオ・MF堀河健吾がゴール前でハンドを犯し、レッドカードを提示され一発退場となってしまう。これで得たPKを駒沢・MF溝辺基が決めて、先制に成功。GKは反応し触ったものの防ぎきれなかった。
後半頭から、スペリオは一気に2人交代し、状況の打開を図る。しかし次のゴールを決めたのも駒沢だった。後半9分、FW奥山正憲の絶妙なポストプレーから、FW山崎貴史が冷静にGKのポジションを確認してゴールに流し込んだ。
2点のビハインドを背負ったスペリオは、何としてもゴールが欲しい。31分、MF小島宏之のアーリークロスにMF稲見亮太が飛び込む。しかし、あと一歩の所でGKが触ってCKに逃れられた。