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#129 7/7 全社 関東予選 決勝 エリースFC東京 vs 浦安サッカークラブ

『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #129

浦安SCの強さが際立つ エリースFC東京は完敗

7/7(日)13時30分 敷島公園サッカー・ラグビー場
全国社会人サッカー選手権大会 関東予選 決勝
エリースFC東京 0-2 浦安サッカークラブ


関東リーグ1部のエリースFC東京の相手は、関東リーグ2部の浦安サッカークラブ。カテゴリーではエリースが上にいるが、浦安は2部で10勝1分と、まだ負けがない。エリースにとっては侮る事の出来ない相手であり、それは檜山康監督も理解していた。

相手の攻撃に圧倒され守備に追われる

「関東1部でも充分戦えるようなレベルなので、押し込まれるだろうなという気持ちもありました」

檜山監督の警戒は、当たってしまう。試合開始から浦安に押し込まれる時間が続く。FW小林拓弥がスピードを活かして前線を動き回ってパスを呼び込む。波状攻撃の中にはゴールの予感を感じさせるフィニッシュもあり、エリースとしては我慢の時間が続いた。

それでも「前半の途中からは、サイドを起点にしてチャンスを何度か作れた」と檜山監督が振り返るように、エリースの時間帯もあった。34分、MF長沼圭一のスルーパスにMF青山太一が反応するも、シュートは相手GKに阻まれる。4分後には、右CKをMF近藤慎吾がフリーで走り込むもゴールならず。だが、この良い時間の中でエリースは失点してしまう。

39分、裏へのフィードに抜け出した浦安・FW田中俊哉が、GKとの一対一を制し、前半終了間際にリードを奪った。

飛び出す相手の中盤を捕まえきれなくなった

後半も浦安の攻撃が目立つ。後半6分には、裏へ抜けた小林が意表を突くタイミングでシュートを狙い、ポスト直撃の場面を創出。16分にも秋葉のフィードを田中が落とし、小林がGK強襲のシュートを放った。

エリースは、まず自分達のやりたい守備が出来なかった。「相手が狙っている所に制限をかけたかった」と檜山監督は振り返っているが、ボールへの出足では浦安が上回った。エリースは満足なトレーニングを積めておらず、この日の暑さで疲弊もした。ボールを持って攻撃するのとそれを追い回すのとでは、やはり疲労の度合いは変わってくる。守勢に回る時間の長かったエリースは、それだけ体力を削ぎ取られていた。

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