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#121 5/26 関東1部リーグ 前期 第8節 FC KOREA vs 東京23FC

『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #121

試合巧者FC KOREA 東京23FCとの“関東版 東京ダービー”を制し4連勝

5/26(日)16時30分 朝鮮大学高グラウンド
関東1部 前期 第8節 FC KOREA 1-0 東京23FC

両チームともに、第5節にきっかけを掴んでいる。FC KOREAは、苦手としていたエリースFC東京を相手に気持ちの込もったファイトを見せて勝点3を奪取した。東京23フットボールクラブも日立ビルシステムに3-0で快勝し、今シーズン初勝利を挙げている。そして両チームともに現在3連勝中で勢いに乗っている。KOREAの順位は2位、東京23FCも序盤の出遅れを取り戻すように、6位まで上がってきた。

相手の一瞬の隙を突きKOREAが2点を奪う

立ち上がりから互いに集中力を見せた試合は、次第に中盤での主導権の握り合いが熱を帯びていく。激しい球際の争いが各所で繰り広げられ、ゴールへの道筋を作るには至らない。だが、後半勝負かという様相の中、突如として試合が動く。

前半38分、MF尹星二が浮き玉のパスを前線に送ると、MF朴世訓が完璧なタイミングで動き出す。相手のサイドバックとセンターバックの間に入り込むと、東京23FC・米山篤志監督も「素晴らしい」と評した絶妙なファーストタッチで勝負あり。GKの頭上を越すループシュートで、KOREAが試合の均衡を破った。

そして、相手が見せた綻びをKOREAは見逃さない。40分、相手ディフェンダーがボールの処理を誤ると、これを拾ったMF金載東が左足を振り抜く。わずか2分間で2点のリードを奪ってみせた。

今シーズン、2部から昇格したばかりの東京23FC。当初は1部のレベルに戸惑う所もあったが、「1部仕様にチームが変わってきている」と米山篤志監督は手応えを得ている。

新しい環境に適応し始めた事で、次第にチーム状態も上向き始めた。元々定評のあった攻撃力は、今シーズンも健在だ。1部リーグ初挑戦ながらも、第7節終了時点で10チーム中トップの16ゴールを叩き出していた。中でもFW山本恭平は5点を挙げ、3試合連続ゴール中でもあった。

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