#117 5/12 関東1部リーグ 前期 第6節 東邦チタニウム vs 東京23FC
『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #117
後半に4ゴールを奪い逆転勝利 東京23FCが2連勝
5/12(日)13時 日本工学院グラウンド
関東1部 第6節 東邦チタニウム 2-4 東京23FC
開幕から4試合、勝利から見放されていた東京23フットボールクラブだが、前節ようやくリーグ初勝利を収めた。関東リーグ1部に昇格し、レベルの高い相手が毎週待ち受けている。
強敵と常に切磋琢磨できる現状について、米山篤志監督はこう話している。
「この舞台(関東1部)で戦える事は僕らにとってプラス。『これくらい出来て当たり前』という基準が高いほど、成長出来る」
初白星を掴んで臨む今節、東京23FCは勝利と自信を持ち帰ることが出来るだろうか。
チャンスを逸し続け 2点のビハインドを背負う
リーグ未勝利の東邦チタニウムを相手に、素早いパスからサイドを使って攻める東京23FC。前半5分にCKからクロスバー直撃シュートを放つと、12分には左サイドの細かい繋ぎからMF三澤慶一が抜け出す。相手GKとの一対一となったが、シュートは惜しくも外れた。立ち上がりに決定機を作った東京23FCだったが、12分、自陣右サイドから突破を許し、ゴールネットを揺らされた。序盤の好機を決めきれず、逆に手痛い失点を食らった。
先制を許したものの、それをバネにするかのように引き続き東京23FCが相手ゴールに迫る。20分、FW山本恭平が相手GKと一対一になるも決めきれない。3分後には山本の折り返しをFW河村太郎が落とし、三澤が狙うも枠を捉えられない。東京23FCの前には、東邦チタニウム・GK樫浦翔が立ちはだかった。鋭い反応でボールを弾き、シュートコースを狭める事で相手の制度を削いだ。
すると、チャンスは作りながらゴールが遠い東京23FCが2失点目を喫する。42分、CKからファーサイドで東邦チタニウム・MF大塚真澄に押し込まれた。何とか1点を返しておきたい東京23FCもアディショナルタイム、MF新貝亮太が直接FKを狙うも相手GKが弾く。これで得たCKから、最後はMF猪股聖哉が狙うがまたも樫浦のファインセーブに阻まれた。
後半に一挙4ゴールを奪う
前半の流れを断ち切ろうと果敢に攻める東京23FCが、反撃の狼煙を上げたのは後半21分。ペナルティエリア内で山本が倒されると、これで得たPKを自身で決めてまずは1点を返す。