#107　3/17 東京カップ 準々決勝 東京23FC vs 三菱養和SC

大量ゴールは次戦への糧となるか

1点差で迎えた後半。更に拮抗した展開になるかと思われた試合は、東京23FCのゴールショーとなった。

3分に新加入のFW河村太郎が口火を切ると、11分には低いクロスに河村が合わせるもポスト直撃。このこぼれを山本が詰めて、8分間で2点を追加した。その後も山本が再びこぼれ球を押し込み、MF猪股聖哉は直接FKを決める。

河村もこの日2点目を奪い8点目。最後は、圧倒的なスピードで左サイドを何度も破っていた三澤のゴールで締めくくった。後半にしっかり切り替えた東京23が9-2で勝利し、準決勝進出を決めた。

次の相手は、全社王者のFC KOREA

「引き締めてやらないといけない」と、中山は気持ちを切り替える。

そして「速いプレッシャーの中で、ポゼッションで上回るサッカーを見せたい」と抱負を語った。この日は三菱養和の上手さの前に、前半から自分達の持ち味を出す事が出来なかった。

勝ちはしたものの、「点差ほどの差はない」と米山監督は言う。準決勝で当たるFC KOREAは、同じ関東1部リーグでも戦うこととなる格上の相手。この日のような試合の入り方では、あっという間に飲み込まれてしまう可能性もある。

ただ後半のクオリティは高く、だからこそ大量得点に繋がった。東京23FCが後半のような試合運びを最初から見せられれば、FC KOREA戦も面白い試合になるはずだ。

どちらも来期のJFL昇格を目指し、リーグ優勝を狙うチーム同士。リーグ開幕前の前哨戦と言える注目の対決となった準決勝は、翌週24（日）に赤羽スポーツの森公園競技場で行われる。

（了）