#107 3/17 東京カップ 準々決勝 東京23FC vs 三菱養和SC
『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #107
関東リーグ対決は9ゴールを奪った東京23FCが圧勝
3/17(日)17時30分 駒沢補助競技場
東京カップ 2次戦 準々決勝
東京23FC 9-2 三菱養和SC
東京カップも2次戦のトーナメントに入り、関東リーグ勢が登場した。陽が陰り始めた17時30分から行われたのは、東京23フットボールクラブ対三菱養和サッカークラブの関東リーグ対決。東京23FCは、今シーズンから戦いの場を関東1部へと移す。新戦力を加え、更にレベルアップしたチームを目指す。
前半リードで折り返したものの、翻弄された東京23FC
昨年の東京カップ決勝でも、4-2という打ち合いになったカード。またも両者が複数ゴールを挙げる試合となったが、結果は思わぬ大差がついた。先手を取ったのは三菱養和SCだった。
昨シーズンは関東2部で苦しみ、何とか残留を果たした。しかし個々の技術は高く、安定したパスワークで好機を作り出す。そして前半8分、左サイドに流れたFW岡元思帆が巧みに味方に繋ぐと、クロスをからゴールが生まれ三菱養和SCが先制。
相手の厳しいプレスもあって、中盤を落ち着かせられない東京23FC。それでも徐々に勢いを掴むと13分、左サイドを駆け上がったMF三澤慶一の折り返しを、MF中山友規が頭で合わせ同点に追いついた。21分にも、CKから中山がドンピシャのヘッドを叩き込み、東京23FCが逆転に成功。
31分には、PKをFW山本恭平が決めてリードを広げた。だが、前半は決して思い通りのサッカーが出来たわけではなかった。
「うちがやりたいサッカーを相手にやられた」と米山篤志監督は振り返る。
実際に、三菱養和SCも攻撃の形は作れていた。岡元が最前線に留まるだけでなく、少し下がった位置でも組み立てに関わる事でパスワークもスムースになる場面があった。そしてアディショナルタイム、高速カウンターから一気にゴール前まで侵入し1点を返した。