#99 11/22 国際女子サッカークラブ選手権 日テレ・ベレーザ vs オリンピック・リヨン
日テレ・ベレーザDF岩清水梓
「立ち上がりで試合が決まってしまった。相手に慣れるのに15分くらいかかるから、そこまでに失点をしないことが目標だったんですけど、そこで決められてしまった」
-この試合で得たものはありますか?
「これからの練習で、意識を高く持ってやらないといけない。紅白戦でユースの子や男性コーチが相手で、ずるいとは言っていられない」
-これからに向けてどのような改善が必要ですか?
「ゴール前が課題です。なでしこでも言われていますけど、ペナルティエリア内でどっちが勝てるか。守備は決められてはいけないし、攻撃は決めないといけない」
日テレ・ベレーザDF土光真代
-リヨンと対戦してみていかがですか?
「凄かったというか、今まで戦ったことのないような相手でした。良い経験にはなったんですけど、やっぱり日本で通用していた所も世界とやると通用しないことを感じました。本当にまだまだだなと思いました」
-具体的にどの辺りですか?
「オフサイドぎりぎりの駆け引きがすごく上手くて、味方同士のカバーが大事になると感じました。後はスピードに乗せてしまうと止められないのが印象的でした。普通にヨーイドンで走ったら勝てないのは、最初からわかっていました。時間があったので、改善できれば良かったんですけど」
-右サイドのトミス選手のようなタイプは、U-20W杯でもいなかったですか?
「あそこまで速い選手はいなかったです。普通は2人かければ取れるというのはありますけど、今日は人数をかけても全然取れなかった。スピードに乗せてしまったのが良くなかったです。もうひとつ早い所で潰したり、カバーをしあえれば良かったと思います。相手の1トップの選手を気にしすぎて、サイドバックのカバーになかなか行けなかったので、そこを行けていればもう少しクロスの対応もできたのかなと思います」
-自信になった部分はありますか?
「ディフェンスラインで声をかけてラインコントロールすることは、リーグ戦の時よりはできていたかなと思います。それで何本かオフサイドを取れました。後、足下にゴロで速いパスをフォワードに当てられる場面があって、そこを逃さず入れていけばチャンスになるなというのは感じました」
-自ら声をよく出して周りを動かそうとしているように見えましたが?
「マークの受け渡しミスが少しでもあると、やられてしまうのは感じていました。マークの受け渡しはしっかりやらないと怖いというのがあったので、そこは意識してやっていました」
日テレ・ベレーザMF木龍七瀬
-リヨンと対戦してみていかがですか?
「速いのはわかっていたんですけど、前を向けたら特徴を出せるんじゃないかなと思っていました。なので、積極的に仕掛けていこうと思いました」
-ハーフタイムにはどのような指示がありましたか?
「失点はもったいなかったですけど、ボールを持てた時はパスも繋がっていたので、そのままやっていこうと」
-相手の守備がかなり激しかったですが?
「日本ほど組織的じゃなかったので、縦パスとかも通りやすかった。サポートがうまくできれば、ボールを繋げると思いました」
-得点シーンを振り返っていただけますか?
「良い所というか、こぼれ球が来たので右足だったんですけど当てるだけでした」
(了)
(取材・文/青木 務)