#98 11/18 Jユースカップ 決勝T 1回戦 浦和レッズユース vs 横河武蔵野FCユース
横河ユースも丁寧なパスワークからリズムを作る時間帯があったが、決定的なフィニッシュに持ち込むことはできなかった。
公式記録に記された両チームのシュート数は、浦和ユースが24、横河ユースが4だった。確かに両者の間には間違いなく差があった。だが、シュートの本数ほど大きな差ではなかったように思う。
横河ユースのパスワークは、勝利にこそ結びつかなかったが、相手を翻弄する場面もあった。これには増本監督も「そこが無くなったら横河ユースじゃない」と言う。
結果を出すことはできなかった。だが、真っ向からぶつかって敗れたこの日の経験は、これからの糧となるはずだ。新チームになっても横河ユースのサッカーは変わらない。彼らのチャレンジはこれからも続く。
横河武蔵野FCユース・増本浩平監督コメント
-試合前の浦和レッズユースの印象を教えて下さい
「夏のクラブユース予選でも当たっていて、その時はJクラブ相手の連戦でした。その大会では(浦和戦の)前の試合で良い結果を得られていたので、浦和さんには勝点1を取れれば良いという戦い方をしました。
向こうの良い所がたくさん出たゲームでしたが、耐え抜けました。力の差が歴然としている中で、前回はチームとして『やりたくないサッカー』をやった分、今日は自分達の良い所が出るような戦いをしようと話して、試合に臨みました」
-丁寧にパスを繋いで攻める事ができていましたね
「それがジュニアからずっと積み上げてきている事なので、そこが無くなったら横河じゃないと思います。ただ、その中でもユースは結果も求めていかないといけないので、もう一つこの壁を越えられなかったかなと、試合が終わってから感じます」
-トップチームとはかなり戦い方が違いますね
「トップチームは勝負が懸かっているので、その中でやるとなると理想を突き進んでいくのは難しいと思います。ただ育成は育成なので、やりたい事をチャレンジした中で、結果を出せるようやっていきたいと思っています」
-育成年代とトップチーム(JFL)の連携について教えて下さい
「ユースの選手が練習に参加させてもらったりしているので、良い関係は築けています。ただ難しいのは、ユースの子は大学に進学したいと思うし、進学した先のサッカー部に入ることが多いので、進路としてはトップチームを離れます。でも、卒業して(JFLの)横河武蔵野FCに帰って来る子もいるので、今後もそういう流れが続けば良いのかなと思います」
(了)