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#98 11/18 Jユースカップ 決勝T 1回戦 浦和レッズユース vs 横河武蔵野FCユース

『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #98

横河武蔵野FCユース 自分達の持ち味を発揮するも
浦和レッズユースという分厚い壁に阻まれ1回戦敗退


11/18(日)11時 味の素スタジアム西競技場
Jリーグユース選手権大会 決勝トーナメント1回戦
浦和レッズユース 2-0 横河武蔵野FCユース

横河武蔵野FCユースは、今夏に行われたクラブユース選手権の関東予選で、浦和レッズユースを相手にドローゲームを演じている。

横河らしいサッカーをぶつける

だが、増本浩平監督は満足しきれずにいた。強豪の攻撃を耐えて耐えてもぎ取った勝ち点1は立派な勲章だが、増本監督にとっては「やりたくないサッカー」だった。ピッチ上で横河ユースのサッカーを見せることができなかった。だからこそ、Jユースカップ1回戦を迎えたこの日、こう言って選手達を送り出した。

「今日は自分達の良い所が出るような戦いをしよう」 この言葉に背中を押されるようにピッチに散っていった。

立ち上がりから試合は五分の展開。浦和ユースも攻めるが横河ユースも負けていない。MF岡庭裕貴を中心に中盤でパスが回る。そこに1トップのFW佐野樹生のポストプレーや、右サイドハーフに入ったMF渡辺悠雅のドリブル突破を織り交ぜていく。守備陣も奮闘し、前半11分に受けた枠内シュートもGK宗仲光がセーブする。

だが、地力で勝る浦和ユースが少しずつペースを握っていく。そして33分、ゴール前の混戦を最後は浦和ユース・DF佐藤大介に押し込まれ、横河は先制を許した。44分には、中盤でボールを奪われると、浦和ユース・MF中村駿介にそのままゴール前まで持ち込まれシュートを許す。しかし、ここは宗仲がファインセーブを見せて事な気を得た。横河ユースは13本のシュートを許したが、最少失点で前半を折り返し後半に望みを繋げた。

力の差はあったが、最後まで持ち味は捨てない

後半は浦和ユースが更に攻め込む。横河ユースはなかなか前線にボールを運べず、防戦一方の展開に。

後半18分、MF関根貴大のシュートを皮切りに浦和ユースが立て続けにチャンスを作る。20分にはFW広瀬陸斗が狙い、22分には再び関根。中村のラストパスを受け、鋭いシュートを放つもポストに嫌われた。

スコアは依然1点差。宗仲の好セーブもあり、横河ユースとしては少ないチャンスを決めて試合を振り出しに戻したい所だ。

だが、次のゴールを決めたのは浦和ユースだった。36分、相手ディフェンスラインの裏に抜け出したMF須藤岳晟が、わずかに生まれたシュートコースを見逃さず、ゴール右隅に豪快に蹴り込んだ。

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