#93 10/27 JFL 第31節 横河武蔵野FC vs 藤枝MYFC
藤枝MYFC・齊藤俊秀監督
-試合を振り返っていかがですか?
「ここ2試合は連敗してしまっていて、テーマにしていた躍動感を出したいという中で、選手達が今日は躍動感のある試合をやってくれたと思います。今シーズン勝った中でも、印象に残る勝ち方でした。使った選手もすごく機能していましたし、チームとしてまた勢いの出る勝利だったと思います」
-躍動感を具体的に言うと、どのようなサッカーですか?
「少し切り替えが遅くなっていた所があったんですけど、奪われた後に奪い返すというのが、今日は複数で相手を囲んだりというのができていました。ユベントスを意識して、そういうビデオも選手達には見てもらって、こういうサッカーをやろうよと。自分達の良さを東京の地で出せて良かったですし、また自信になると思います」
-前線の攻撃力が非常に高いと思うのですが?
「アランが左サイドでケルロンが真ん中でという横の関係だったんですけど、そこをもう一度縦の関係にしてしっかり作ろうと。今日は前線の4人がカルテットとして、うまく絡めたと思います。アランとケルロンの関係で連携ができていて、更に久富や橋本の飛び出しも活かせた。少し前までは、ケルロンが最後スルーパスを出すシーンが多かったんですけど、ケルロンとアランでもう一度タメができるようになって、そこは狙っていた所が出たと思うし、攻撃の厚みが出たのかなと思います」
-今シーズン、試行錯誤しながら進んできたと思いますが、今のチームの状態はいかがですか?
「途中加入した選手達もよく順応してくれています。彼らに感謝しているのは、ブラジルやJリーグから来ているんですけど、うちのやり方というか、このカテゴリーにしっかり順応してくれていること。一生懸命やってくれているので、出会ってから短いですけどずっと前から一緒にやっているような感覚です」
横河武蔵野FC・MF岩田啓佑
-早い時間帯に先制できましたが?
「あまりにも早い時間過ぎて逆に足が止まったという感じでした。少し受け身に回ってしまったかなと。点を取られても何とか盛り返せる力はついてきていたので、失点しないように心がけていました。でも、相手の外国人はやっぱり攻撃力があって、そこでやられてしまった印象です」
-スカウティングでも外国人には警戒していましたか?
「映像を見ていたんですけど、ドリブルが得意なのかなと思っていたので、飛び込まず遅らせながらやっていければと思っていました。ただ、攻撃のリズムがブラジル人特有だったので、そこは慣れるのに時間がかかってしまいました」
-プレーの判断がチーム全体で一歩遅い場面も見受けられましたが?
「他の選手のコンディションはわからないですけど、個人としては、仕事もしながらなので土曜日の試合はなかなか難しい部分があります。後は、天皇杯だったり、北海道から沖縄というスケジュールもあって、全体として疲れが出ているのかなと思います。とは言っても、言い訳にはならないですけど」
藤枝MYFC・MF小川巧
-先制される展開でしたが?
「入り方があまり良くなかったんですけど、27節のY.S.C.C戦も先制されてから4点取って勝ったというのもあったので、慌てることなくしっかり戦えたと思います」
-ご自身のゴールシーンを振り返っていかがですか?
「ケルロンのボールが良くて、セットプレーは皆勢い良く入っていける。あの場面は合わせるだけでした」
-途中加入ながらキャプテンを務めていますが?
「すごくまとまっているチームなので、その中で自分がキャプテンをやらせてもらえているのは、すごく光栄なことだと思っています」
-ゼルビアではあまり出場機会がなく、悔しい思いもあったと思いますが?
「正直悔しい気持ちでいっぱいの中で、新しい環境でライバルがいて、その中で試合に出ることができています。藤枝に呼んで頂いたことはすごくありがたいことですし、色々な方に感謝しています」
(了)