TOP>>レポート>>MATCH OF THE WEEK>> #85 10/13 全社 1回戦 ヴァンラーレ八戸 vs FC KOREA
matchreport

#85 10/13 全社 1回戦 ヴァンラーレ八戸 vs FC KOREA

先制後の試合運びに課題を残すも、まずは初戦を突破

後半アディショナルタイムにはヴァンラーレが猛攻を仕掛ける。リズムに乗った『ヴァンラの男なら気持ちで戦え』というサポーターからのチャントを背に、選手達が気迫の攻撃を見せる。だが、KOREAも球際の争いや制空権の奪い合いで奮闘した。結局2-1で試合は終了し、KOREAが1回戦を突破した。

次のステージに駒を進めたものの、KOREAとしては1点目を取ってから失点するまでのゲーム運びに課題が残った。この時間帯について朴はこう話す。

「セカンドボールを拾えている時は、ボールをずっと保持できる。ただ、攻め疲れがあって段々と拾えなくなったり、クリアが短くなったりして、押し込まれてしまった」

前半の圧倒も、セカンドボールを拾えていたからこそだった。しかし、相手に粘られると五分の展開に持ち込まれる時間帯もあった。それが先制点から失点までの20数分間だった。

この日は結果的に勝ち越すことができたが、勝ち進んでいった場合、対戦相手の強さが増した時はどうか。ましてや全社は翌日にすぐ試合がある。疲労を回復できる時間は少ない。攻め疲れないよう、ボール回しで時計の針を進めるなどの工夫も大事になってくる。

試合後のFC KOREA選手コメント

FW朴世訓
-今日は左サイドハーフに入りましたね。
「関東リーグのラスト2試合から左サイドでやっています。リーグは負けられなかったので、守備の意識を強く持ってやりました」
-相手の情報はどのくらい入っていましたか?
「全く無かったので、まず相手の特徴をすぐに把握しようと試合前に話していました。ただ、自分達がしっかやれば、ボコボコにされることは無いと思っていました」
-1点目の後の試合運びが少し悪かったように思いますが?
「セカンドボールを拾えている時は、ボールをずっと保持できていたと思います。ただ、攻め疲れのようになって段々セカンドボールが取れなくなったり、クリアが短くなったりして、押し込まれてしまいました。また、マイボールにしてもすぐに相手に渡してしまうこともあったと思います」
-サイドハーフとしてのプレーはいかがですか?
「トップ下ではゴールに近い位置でシュートも狙っていますが、サイドに入ると仕掛けるタイプです。1対1で勝てればチャンスになりますし、そういう仕掛けは意識していました」
-今大会の意気込みを教えてください。
「ベスト4に入って3位になれば地域決勝に出られるので、そこを目標にやっています。3年前は初戦は勝ったけど2日目で負けてしまった。当時に比べるとチームの土台ができて、若い選手も入ってきました。あの時よりも良いチームになっていると思います」

(了)

◆前後のページ | 1 2 |