#84 10/6 なでしこリーグ 第13節 日テレ・ベレーザ vs 伊賀FCくノ一
『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #84
日テレ・ベレーザ リーグ制覇が遠のく痛恨のドロー
10/6(土)13時 稲城中央公園総合グラウンド
なでしこリーグ 第13節
日テレ・ベレーザ 1-1 伊賀フットボールクラブくノ一
「決めるべきところで決めないとこうなる」
日テレ・ベレーザの監督、選手達は試合後に口を揃えて言った。攻め込みながらも、奪ったゴールは1点のみ。逆に少ないチャンスを相手に活かされた。前期に続いて、伊賀フットボールクラブくノ一戦は引き分けに終わった。
ボールが走らないピッチに苦しんだ
キックオフと同時にベレーザが猛攻を仕掛ける。2分、2トップの一角でスタメン起用されたFW田中美南が、相手ディフェンスラインの裏へ抜け出してシュートを放つ。その後もサイドを広く使って攻め込むなど、先制点の予感を漂わせた。
しかし伊賀FCも、立ち上がりの時間帯を耐えると細かいパス回しでゲームを組み立てた。MF伊藤香菜子は「かなり練習していると思う」と伊賀のサッカーを評した。複数の選手が連動するパスワークにベレーザのプレスが嵌らず、押し込まれる場面もあった。
ベレーザはボールを保持するも、ボールが走らないピッチコンディションもあってパススピードが上がらない。相手を外すことができず、フィニッシュまで辿り着けなくなった。結局、前半はシュートを2本しか打てなかった。
修正を施しチャンスを決めたが…
後半、ベレーザは左サイドハーフ・MF木龍七瀬とトップの田中のポジションを入れ替えた。前線で起点になりきれていなかった田中は、サイドに移ったことで躍動するようになった。そして、パスもスムーズに流れるようになり、チームとしてゴールに向かう勢いが生まれた。
後半9分、伊藤のパスを受けた永里が反転からシュートにいくもミートせず。こぼれ球に反応したMF小林弥生が狙うも、ポストに嫌われた。15分には、ペナルティエリア手前で得たフリーキックを小林弥が直接狙うが、これもポストに阻まれゴールならず。