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#74 9/8 東京都リーグ1部 青梅FC vs 早稲田ユナイテッド

『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #74

都リーグ首位決戦は早稲田が6-0で勝利 予想外の大差がつく

9/8(土)18時 駒沢公園総合運動場補助競技場
東京都社会人サッカーリーグ1部
青梅フットボールクラブ 0-6 早稲田ユナイテッド

東京都社会人サッカーリーグ1部の2強が、駒沢補助競技場で対戦した。早稲田ユナイテッドはどんどん成熟度が増している。「チームが形になってきた」と今矢直城監督も手応えを感じている。首位・青梅FCに対しても自信を持って挑み、先制点を奪う事となった。

 
FW岩田と平松を欠いた青梅に対し、見事な速攻から前半で2点を奪った早稲田

前半8分、カウンターから左サイドのMF中島健太が持ち込む。グラウンダーの折り返しを、FW松井亮太が中央で合わせた。23分に挙げた2点目も、素早い攻守の切り替えから生まれる。ピッチ中央でMF岩本光巧がボールを奪ってパス。これを受けた中島がスピードに乗ったドリブルで持ち込み、左足でゴールを射抜いた。

対する青梅の選手達の心中はいかばかりか。前半で2点を取られた上に、自分達はほとんど攻撃の形を作れない。そんな経験はあまりないはずだ。いつもの青梅には見られない、嫌な焦りが感じられた。相手のサイドチェンジに対するスライドも遅れ、早稲田のサイドハーフ、特に中島を自由にさせ過ぎた。

青梅はチャンスらしいチャンスを作ることができないまま、前半を終えた。

更に勢いを増した早稲田 青梅は選手同士で鼓舞しあったが…

相手を圧倒しての2点リード。しかし、早稲田に気の緩みは無かった。今年3月の東京カップで早稲田は前半で2点のリードを奪いながら、後半に青梅の反撃に遭った。結局、2-4で敗退している。この日も前半で2点のリードを奪って折り返した。今矢監督は3月の試合を引き合いに出し、「選手達もあの時のことが頭をよぎったと思う」と話した。その時の経験が活きたのだろう。後半も、早稲田の勢いは止まることはなかった。

15分、相手のファウルで得たPKを、松井がきっちり決めて3-0とする。前半はポゼッションを青梅に譲ったが、このゴール以降、ボール保持率でも上回った。一人ひとりが球際で強さを見せ、相手に囲まれてもすぐにパスを出すのではなく、一人外してから次の選択肢に移るなど、局面の争いでも早稲田が一枚上手だった。

試合終盤にも松井が2点を追加し、6-0。松井は一人で5点を奪う大活躍だった。これで青梅FC・FW岩田を抜いて、都リーグ1部の得点ランキング1位となる18ゴールとなった。4点目を奪われた辺りから、青梅はイージーなパスミスが目につくようになった。選手同士で「まだ時間あるぞ」と声を掛け合っていたが、プレーの精度は落ちてしまった。

青梅はこの日、FW岩田朗とFW平松翔を出場停止で欠いていた。チームのエースと貴重なスーパーサブがおらず、攻撃のバリエーションは限られてしまった。そのため北原監督は「1トップでいこうとも考えた」。しかし最強の挑戦者を前に「やりあってみたい」という素直な欲もあった。結果、大敗に終わった。今いる選手の特徴を見極めた布陣を組むべきだったのかもしれない。だが、攻撃的に臨むことは青梅らしさの表れでもあるし、この日の大敗は逆に気持ちを切り替えやすいのではないか。敗戦を引きずらず吹っ切ることで、もう一度気を引き締めて残り試合を戦いたい。

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