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#71 8/19 国体サッカー成年男子 関東ブロック決勝 東京都選抜 vs 栃木県選抜


再三のチャンスを決めきれず、PKに沈む

後半開始から、東京都は加藤に代えてFW岡元思帆を投入する。前日はスタメンだった岡元のベンチスタートについて、漆間監督は「連戦での疲れもあって、山下がどれだけ出来るか分からなかったので、岡元は後半から出そう」と語った。

岡元に代わってスタメン出場を果たしたのが、MF朴世訓。監督曰く、「攻撃力を期待した」起用だった。

そして、その朴がチャンスを作り出す。20分、MF本橋良太が左サイドに展開。クロスボールにファーサイドで朴がダイレクトボレーを放つも、相手GKにセーブされてしまう。2分後には、右サイドからのアーリークロスを、相手ディフェンダーが目測を誤り触ることができない。その裏で受けた山下がトラップから狙うも、これも相手GKに防がれた。チャンスを作りながら決める事が出来ない。すると、東京都はそのツケを払わされることになる。

26分、裏に抜け出した相手をエリア内で倒し、PKを与えてしまう。これを一度は藤吉が弾くも、そのままゴールへと吸い込まれていき、東京都が1点を失った。ゴールを守った藤吉(JFL・横河武蔵野FC所属)は、先日の東京都サッカートーナメント準決勝、東京ヴェルディユースとのPK戦で見事なセーブを見せた。しかしこの日は、よく触ったもののゴールを許してしまった。

東京都選抜は最終ラインを3枚にし、前線に人数をかけるが、最後まで栃木県選抜のディフェンスの壁を破れず試合終了。東京都は決定機を作りながら、それを生かすことができなかった。

 
試合後の東京都国体選抜チーム・漆間信吾監督(三菱養和SC)コメント

-試合を振り返っていかがですか?
「得点を取れなかったのが問題でした。PKの判定は変えられないし、仕方なかったと思います」

-(前日の)FW岡元選手から朴選手にスタメンを入れ替えましたが?
「連戦での疲れもあって、山下がどれだけ出来るか分からなかったので、岡元は後半から出そうと。朴には彼の攻撃力に期待して出しました」

-事前のスカウティングで、栃木県国体選抜にどのような印象を受けましたか?
「非常に若いチームでした。昨日の(栃木の)試合も前半は千葉県選抜が押していましたが、後半は栃木県選抜が出てきた。スタミナや元気なところは、ウチよりも上だったと思います」

(了)

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