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#70 8/18 国体サッカー成年男子 関東ブロック1回戦 東京都選抜 vs 山梨県選抜

山梨県選抜のミスにつけ込み、勢いを取り戻す

失点直後、東京都はMF朴世訓を送り出す。そして、勝ち越しに成功する。相手のミスに抜けた岡元が落ち着いてパスを送り、FW山下真太郎が決めた。山梨県にとっては、もったいない失点だった。東京都・岡元にパスが通る前にボールをカットできた。しかし味方同士でお見合いする形になり、インターセプトする事が出来なかった。同点に追いついて勢いづいていただけに、悔やまれる失点だった。

畳み掛けたい東京都は23分、試合をほぼ決める。FKをファーサイドで落とし、DF小島暢明が胸トラップからボレーで突き刺し、チーム3点目を流麗な動作で奪った。

その後、朴とのコンビから途中出場のFW岩田朗が惜しいシュートを放てば、出し手に徹していた朴もフィニッシュに持ち込んだ。アディショナルタイム、山梨県がセットプレーから決めて1点差に詰め寄るも、直後にホイッスルが鳴り試合終了。

雷雨での中断というイレギュラーな事態もあったが、東京都が実力を発揮しトーナメント初戦を突破した。試合が終わる頃には、ピッチの上空にら太陽が顔をのぞかせていた。

試合後の監督・選手コメント

東京都国体選抜チーム・漆間信吾監督(三菱養和SC)
-試合を振り返っていかがですか?
「勝ったことが一番ですね。公式戦はやはり難しいです」
-どのようなプランで試合に臨みましたか?
「事前のスカウティングで、山梨さんはディフェンスに多少課題があるなと思っていて、点は取れるだろうと。自信を持っていこうということだったんですけど、思ったより選手達が硬かったです。ボールを受けたがらないというシーンもありました」
-どういった基準でこのメンバーを選びましたか?
「上手い子達ばかりですが、小手先だけでなく、戦う姿勢なり体を張る部分も要求する事を話しました」

東京都国体選抜チーム・FW朴世訓(FC KOREA所属)
-雷雨で試合が中断しましたが?
「中断するまで16分位プレーしたと思うんですけど、入りが少し悪かった。中断してくれて、ウチとしてはついていたと思います。中断している間もメリハリつけて、各々リフレッシュしていました。なので、もう一度集中して試合に入れました」
-そんな中、先制に成功しましたね
「35分ハーフは先制した方が勝ちに近づく。点が入って勢いづいたというより、安心して落ち着けました」
-追いつかれた直後の出場となりましたが?
「相手のパスの出どころにプレスが掛かっていなかったので、そこをケアして、前線に走ってキープして、タメを作ろうと。あの時間帯でトップ下に入ると、フリーで前を向けます」
-次の試合に向けて一言お願いします。
「軽いプレーで奪われてカウンターを食らった事は、反省しないといけません。もう一度チャレンジ&カバーを確認してやれば、問題ないと思います」
-スタメンで出たい気持ちは強いですか?
「サッカーをやっている以上は出たいですし、出てナンボだと思います。でも、本大会に行かなければ意味がないので、スタメンでも途中からでもチームに貢献するプレーをしたいです」

(了)

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