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#66 8/5 東京都リーグ1部 早稲田ユナイテッド vs Racing Club de Tokyo

『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #66

守備で甘さが出るも、試合を支配した早稲田ユナイテッドが勝利

8/5(日)15時20分 大井第二球技場
東京都社会人サッカーリーグ1部
早稲田ユナイテッド 4-2 Racing Club de Tokyo

前半のうちに追いつき、突き放す早稲田

前半21分に先制を許したものの、試合自体は常に早稲田ユナイテッドのものだった。MF山中真のパスを受けたFW松井亮太が、相手GKと縺れながらもゴールを決め同点とする。その直後には、サイドチェンジのパスを右スペースで受けたMF沼田佳輝がクロスではなくシュートし、意表を突くゴールが決まり、逆転に成功した。その後、クロスボールにフリーで合わせた松井がこの日2点目を奪い、3-1で前半を終えた。

後半、早稲田は高い位置からのプレスでことごとくマイボールにする。そして、素早く縦を使ったりサイドに広く展開したりと、多彩な攻撃を見せる。Racing Club de Tokyoは、相手ボールホルダーに寄せきれず好きにやられてしまった。それでも彼らも一矢報いる。31分、CKのこぼれ球を蹴り込み、ネットに突き刺した。

試合を支配しながら1点差に迫られた早稲田は45分、左サイドからMF中島健太がシュートを放つもポスト直撃。このこぼれをMF岩崎鉄也が詰めて4点目を奪った。

勿体無かった2失点

早稲田が4-2で勝ちはしたが、試合内容は点差以上に上回っていた。だからこそ、Racingに決められた2失点は、実に勿体無いものだった。

「ディフェンスが緩いです。もしうちにゴールがなければ0-2で終わっていたということですから」

今矢直城監督は安堵の表情を見せながらも、チームの反省点を語っている。4点を奪ったのは、あれだけ攻め込んでいれば当然の結果だった。「20本以上打っていたと思います」と今矢監督が言うように、シュート数に照らし合わせれば、もっとゴールが決まっていてもおかしくなかった。

今矢監督は、「決めるところを決めないと」という言葉をよく口にする。創出するチャンスの割に、ゴール数が満足のいくものではないからだろう。実際この日も、攻撃への言及もあった。ただ、この日の課題はやはり2つの失点だ。

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