#52 6/17 東京都リーグ2部 SPERIO城北 vs 鶴牧サッカークラブ
『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #52
引き分け濃厚の中、後半終盤に値千金の決勝ゴール SPERIO城北が勝利をもぎ取る
6/17(日)19時 赤羽スポーツの森公園球技場
東京都社会人サッカーリーグ2部 2ブロック SPERIO城北 1-0 鶴牧サッカークラブ
東京都リーグ2部2ブロックに所属するSPERIO城北は、都リーグ1部昇格を目標に戦っている。首位・慶應BRBと2位・FC駒沢Griffinが5試合を消化しているのに対し、SPERIOは4試合を消化し3位につける。しかし開幕戦では、昇格争いのライバルである慶應BRBに敗れており、上位2チームに離されないためにも負けられない戦いが続く。この日は赤羽スポーツの森公園球技場にて、鶴牧サッカークラブと対戦した。
試合開始から主導権を握るSPERIO城北
SPERIOは、立ち上がりからポゼッションを高めて試合の主導権を握る。ボールを奪われても、素早い切り替えからプレスをかける事でマイボールにした。しかし、相手陣内でプレーしてはいるものの、決定的なチャンスは作らせてもらえない。
それでも前半21分、ビックチャンスを迎える。ペナルティエリア右で受けたMF成岡宏亮がシュートを放つ。相手GKが横飛びで手を伸ばすも届かない。SPERIO先制かと思われた。しかし、無情にも左ポストを叩いてゴールならず。駆けつけたサポーターからため息がこぼれた。
その後も、鋭いプレスでボールを刈り取るように奪ってのショートカウンターを中心に、ゴールに迫っていく。39分、ゴールほぼ正面から成岡が狙う。相手GKが弾いた所を味方が詰めるも、枠を捉えられない。成岡は左サイドでスタートしたが、流れの中で最前線にもどんどん顔を出していく。
1分後には、この試合初めて敵陣深くまで上がった右サイドバック・DF沢田純が持ち込んでフィニッシュ。しかしこれもGKにセーブされ、ゴールが遠い。SPERIOが攻め込みながら、鶴牧が粘り強い守備で対抗する。40分ハーフの前半は、スコアレスで終えた。
攻撃は単調ながらも、最後はサイドから決勝点
SPERIOは、後半頭からFW岩井正博とFW山本勉を投入。更に攻勢を仕掛けようとする。この交代で、成岡と山本の2トップになった。
攻撃力は確かに上がった。前半以上に相手を自陣に釘付けにし、チャンスも作っていく。しかし、やはり最後は鶴牧のディフェンダーが立ちはだかった。