#47 6/3 関東リーグ2部 前期 第9節 東京23FC vs 横浜猛蹴
最終的に10人対10人の試合は、東京23が追加点を挙げて勝負あり
後半5分、山本孝が仕掛ける。ピッチ中央付近でボールを受けると、ゴールに向かって前進。相手ディフェンダーふたりの間をランウィズザボールで突破を試みる。ディフェンダーは振り切ったが、GKの飛び出しによって防がれてしまった。しかし、この果敢な仕掛けがチームの活力となる。
東京23は、10人とは思えないほど試合を掌握していた。個々の運動量を上げ、的確なポジショニングを取ることでパスワークもスムースだった。
もちろんピンチを迎える場面もあったが、平川の好セーブでゴールを割らせない。19分、横浜猛蹴・DF青野洋が2枚目のイエローカードで退場を宣告される。これにより、試合は10人対10人となった。
東京23が、試合を決めにかかる。41分、左サイドで受けた新貝がドリブルで持ち込む。前に出てきたGKの位置を見て、冷静にループシュートを決めた。その後、途中出場の選手が前線から猛烈なプレスをかけるなど、ピッチに立った全員が勝利のために動いた。東京23FCが、前半戦最後の試合を勝利で飾った。
-試合を振り返っていかがですか?
「首位と対戦で前半戦の折り返しでもありましたが、正直そういうことは気にしていません。ただ、節目であり強いチームとやるということで、選手の気持ちは昂ぶっていたかなと思います。」
-退場と負傷で2選手を欠きましたが?
「パーフェクトではないですが、試合の中で起きていることを理解、判断してやっていました。難しい展開でも、混乱はほとんどなかったと思います。」
-無失点に抑えましたが?
「こういうのは目指さないとできないことですし、平川は良いセーブをして、ディフェンス陣も責任を持ってプレーしていました。ただ、コンセプトは得意なことで勝つということ。強いチームが相手でも守って勝つのではなく、攻め勝とうと。そういう意識はぶれていないです。」
-山本孝選手も復帰して、また攻撃のバリエーションも増えると思いますが?
「良い選手なので、チームにとっても心強いです。戦う上で大事なことがわかっているし、駆け引きもできる。他の選手達も頼りにしていると思います。」
-全国社会人サッカー選手権大会の関東予選に向けて一言お願いします。
「タイトなスケジュールで連戦になりますが、選手達はそれに対してしっかり準備してくれると思います。不測の事態にも対応できるはずですし、楽しみたいです。」
(了)