#44 5/13 東京都リーグ1部 むさしのFC vs 青梅FC
34分、青梅は平松がドリブルで仕掛けてそのまま狙うも、シュートはわずかに逸れた。4分後には、青梅にビッグチャンスが訪れる。
むさしののディフェンスラインが揃っていないと見るや、ピッチ中央付近から坂本が一気にスルーパスを通す。これに反応した岩田が独走し、GKと一対一になる。青梅の逆転は間違いないかと思われた。しかし、リーグナンバー1ストライカーのシュートは、GKのブロックに防がれゴールならず。
最後まで攻め続けた青梅だったが、ついに2点目が奪えず、試合終了のホイッスル。開幕から続いていた連勝は、4でストップした。
この試合が始まる時点で、青梅が1位、むさしのは11位だった。それを踏まえて結果だけを見ると、青梅を不甲斐ないと思う人もいるかもしれない。だが実際は違う。確かに青梅がチャンスを決めていれば勝っていただろう。しかし、決められなかった。それはむさしのの選手達が諦めずに足を出し、体を寄せていたからだった。
前半の追い回しを見て、後半は足が止まってしまうのではないか、と感じた。しかし、止まらなかった。最後まで走り続けて、むさしのは勝点1を手にした。この試合はドローが妥当だった。
試合後の監督・選手コメント
青梅FC・北原由監督
-試合を振り返っていかがですか?
「コンディション的に暑かったのもあって、動きが良くなかったです。最初のチャンスを決められなくて、そこでリズムに乗れなかったなと。」
-相手が前からプレスに来たことも影響しましたか?
「そうではなく、あくまで自分達が良くなかった。選手の距離も遠くて、ボールが動かない時間が多かったです。チャンスを決めきれなかったというのは、選手達も自覚していました。もっと上手くならないと。」
FW岩田朗
-ゴールを決めましたが、他にもチャンスがあったと思いますが?
「こういう時こそ決めたかったんですけど、ダメでしたね。チームの雰囲気的にも、少しダラけた感じで試合に入ってしまいました。」
-ボールがこない時間もあって、我慢を強いられた試合だったと思いますが?
「個人的にはイライラしないタイプですし、今日は苦戦すると覚悟していました。なので、追加点を奪われなくて良かったと思います。」
(了)