#39 4/30 JFL 第8節 横河武蔵野FC vs Y.S.C.C.
『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #39
セットプレー2発に沈んだ横河武蔵野FC
今シーズン初の連勝ならず
4/30(月)13時 武蔵野市立武蔵野陸上競技場
JFL 第8節 横河武蔵野FC 1-2 Y.S.C.C.
横河がペースを握るもリードされ前半を折り返す
勝点10で並んでいる両チーム。ただ、試合数は横河武蔵野FCが1試合多い。関東リーグからの昇格チーム相手には負けられない。と同時に、勝点で突き放されるわけにもいかない。そして、武蔵野陸上競技場に集まったファンのためにも、勝利は絶対条件だった。
前半立ち上がり、積極的にサイドを使って押し込んだのは横河だった。高い位置でボールを奪う事もできていた。勝利への意気込みが伝わる各選手のプレー。先制点を奪うのは、ホームチームかと思われた。
対するY.S.C.C.は、アグレッシブに試合に入ってきた相手に苦戦。なかなか前線に持ち込めず、エースであるFW辻正男にパスが渡らない。
それでも、劣勢の側が先に1点をもぎ取るというのは、サッカーの世界ではよくあること。この日も、それが現実のものとなる。17分、Y.S.C.C.がFKを得るとMF平間直道が中へクロスを送る。これを、DF齋藤紀臣が頭で決めて、アウェイチームが先制に成功した。
優勢に試合を進めていたそれまでとは一転して、追いかける立場になった横河も、チャンスを作る。19分、カウンターからFW冨岡大吾がシュートも阻まれる。これで得たCKをまたも冨岡がヘディングで狙うも、今度はクロスバーに直撃した。
試合を振り出しに戻したい横河だったが、次の1点を挙げたのはY.S.C.C.だった。35分、右からのCKをニアサイドでDF松田康佑がうまくコースを変えてゴールを決めた。
試合後、「セットプレーからの失点が多い」と、横河・依田博樹監督は唇を噛んだ。対するY.S.C.C・鈴木陽平監督は、「普段セットプレーの練習に時間を割けていない」と話し、少し驚いた様子だ。
横河がペースを握りながら、前半終了時点で0-2とリードを許す展開になってしまった。