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#34 4/22 なでしこリーグ第2節 日テレ・ベレーザ vs ASエルフェン狭山FC

『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #34

ベレーザ 追加点が奪えず焦れる展開も、終盤に加点し2連勝

4/22(日)11時 駒沢オリンピック公園陸上競技場
プレナス なでしこリーグ 第2節
日テレ・ベレーザ 3-0 ASエルフェン狭山FC

日テレ・べレーザは、前半終了間際にFW岩渕真奈のゴールで先制した。しかし次の1点を奪えず、ミスから相手に押し込まれる場面もあった。それでも試合終了直前、MF中里優、FW永里亜紗乃がゴールを上げ、結果的には3-0で勝利を収めた。

価値ある前半の1点

試合開始から、ASエルフェン狭山FCが前線からプレスをかける。べレーザは、それをいなしながら攻撃の糸口を見つけていく。前半4分、FW岩渕真奈がドリブルで右サイド深くまで持ち込む。グラウンダーのクロスを送るも、中央のMF木龍七瀬には合わず。続けて8分、相手ディフェンスラインの裏で受けたFW永里亜紗乃が中へ戻す。しかし、MF原菜摘子のシュートはミートせず。16分には、原のスルーパスに抜け出した岩渕が、右足で狙うもサイドネット。チャンスを作るがゴールは奪えない。

この日のべレーザは、開幕戦同様サイドを起点にはするが、中央からも切り崩していく。ボランチの原も、より相手ゴール前で攻撃に絡んだ。エルフェンがディフェンスラインを高く敷いたこともあり、べレーザはどんどん裏を狙っていく。だが、決定機は作れどネットは揺れない。2トップで崩して永里がシュート。木龍のクロスに岩渕がフリーで飛び込むも触れず。「前半で3点は取れた」という試合後の岩渕の言葉通り、決めるべき所で決めていれば、前半で試合は決まっていた。

「絶対に前半で1点ほしかった」という野田朱美監督の気持ちが実を結んだのは、45分のことだった。MF小林弥生のロングボールに、岩渕が抜け出す。相手ディフェンダーに体を当てられながらもバランスを崩さず、しっかりとゴールへと流し込む。再三相手の裏のスペースを突いてきたべレーザが、ようやく先制点を挙げた。「1点取ってくれたことで、チームは楽になった」と野田監督は振り返る。この1点がなかったら、試合は違う展開になっていたかもしれない。

ミスから危ない場面を迎えるも、きっちり勝ち越し点を奪う

後半も、引き続き裏のスペースにボールを送るべレーザ。見ている側には分かりにくかったが、この日の駒沢オリンピック公園陸上競技場は、ピッチコンディションが良くなかった。DF岩清水梓も、「自分達らしいパスワークが出せなかった」と話す。ただ、スペースを突く攻撃は非常に有効だった。エルフェンの守備陣は、スピードでべレーザのアタッカーにほとんど対応できていなかった。それだけに早い段階で追加点を奪えていれば、という試合だった。1-0の時間が長かったこと、べレーザにミスが増えたことで、エルフェンが攻勢に出る場面もあった。前半は0本だったシュート数が、後半には7本になった。

べレーザはこの嫌な時間帯を乗り切ると、試合を決めにかかる。途中出場のMF中里優は、主に守備のタスクをこなすべく送り込まれていた。そんな中里が重要な2点目を奪う。43分、スローインを受けた途中出場のDF有吉佐織が横の中里へパス。ダイレクトで右足を振り、うまくコントロールされたボールは、ゴール左隅へ決まった。更にアディショナルタイム、左サイドで原のスルーパスを受けたMF伊藤香菜子がクロスを送る。中央で待っていたのは永里。難なく頭で合わせて3点目。

後半、ミスが増えてピンチを招く場面もあった。我慢の時間帯でも、チーム全体が気持ちを切らさずプレーしなければ、べレーザとて痛い目にあうだろう。とは言え、しっかり勝ち切ることもできた。日テレ・べレーザが開幕2連勝を果たした。

<試合後の監督・選手コメントは2ページ目に続く>

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