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#30 4/14 関東リーグ2部 前期 第2節 三菱養和SC vs 東京23FC

「2失点目がもったいなかった」と、漆間監督は悔しさを表す。最小失点で凌いで、後半に巻き返しを図ろうとしていただけに、悔やまれる失点だった。後がなくなった養和も、相手ゴールへ迫るようになる。29分には、カウンターから加藤が左へスルーパスを送ると、FW岡元思帆がコントロールから右足でシュートを放つ。相手GKにセーブされたが、後半に入って始めての決定機だった。ところが36分、MF瀬田悠司が2枚目のイエローカードを受け、退場となってしまう。

東京23FCは、このファウルで得たFKから、山本恭がクロスバー直撃のヘディングシュートを放った。ピンチを逃れた養和は、何とかゴールを奪おうと、前へと重心を傾ける。そして39分、FW染宮慎吾がネットを揺らし、1点差に詰め寄る。しかし、次のゴールを挙げたのは東京23FCだった。失点からわずか1分後、右サイドからのクロスにファーサイドで山本恭が合わせる。エースのゴールで、養和を突き放した。

アディショナルタイム2分が経過し、試合終了のホイッスル。東京23FCが勝利し、開幕2連勝を飾った。

試合後の監督コメント

東京23FC・米山篤志監督
-試合前、選手達にはどんな言葉をかけましたか?
「ピッチコンディションは悪いけど、ところどころプレーできる場所もある。場所に応じたプレーをしようと言って、送り出しました。」
-後半、1点返されてすぐに突き放しましたが、そのことについていかがですか?
「1点取られる脆さの方が気になりました。でも戦う気持ちを、選手達は見せてくれたと思います。それは見ている人にも伝わったと思います。ぬかるみの中でも、しっかりボールコントロールできていましたし、こういうゲームでも結果を残せたということは、またひとつ自信になると思います。」
-開幕2連勝となりましたが、次節の意気込みを教えてください。
「3連勝を狙いつつ、自分達のサッカーというのを見せていきたい。シーズンを通して継続していきたいですし、3試合目で戦い方がガラッと変わることはありません。」

三菱養和サッカークラブ・漆間信吾監督
-試合前、なんと言って選手達を送り出しましたか?
「東京カップ決勝で負けていましたし、失点が多いのでどれだけ我慢できるか、というのを話しました。そこが勝負を左右すると。できれば前半無失点で終えたかったんですけど、1失点でも良かったです。」
-今日のピッチコンディションでは、養和のサッカーができにくい状況だったと思いますが?
「もう少し、ショートパスやドリブルを加えたかったですが、こういうコンディションでは仕方なかったと思います。それに、どんなコンディションでも、それに合わせてやるのがサッカーなので。」
-1点返した直後に失点した場面はもったいなかったと思いますが、いかがですか?
「それもですが、2失点目の方がもったいなかったと思います。確かに、せっかく1点取れたのにすぐ取り返されたのはもったいなかったです。」
-次節に向けて一言お願いします。
「長いリーグ戦なので一戦一戦、選手達には楽しくサッカーをやってほしいなと思います。」

(了)

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