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#29 4/8 チャレンジリーグ第1節 スフィーダ世田谷 vs AC長野パルセイロレディース

『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #29

快勝スタートのスフィーダ世田谷FC
後半の戦いがスタンダードになればチャリンジリーグの主役となれる

4/8(日)13時 駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場
プレナス チャレンジリーグ 第1節 スフィーダ世田谷FC 3-0 AC長野パルセイロ・レディース

スフィーダ世田谷FC フォーメーション
       石渕優紀
森仁美            峯本千鶴

永田真耶  田中真理子  薄田春果

福原菜緒           長澤優芽
    岡田あやめ 田中麻里菜

        川口真奈

2012シーズン初ゴールは、DF福原菜緒

なでしこリーグに先立ち、チャレンジリーグがこの日開幕した。晴天に恵まれた駒沢オリンピック公園陸上競技場で相対するのは、スフィーダ世田谷FCとAC長野パルセイロ・レディース。

試合立ち上がり、どちらが優勢ということもなく淡々と時間が流れていく。13分、パルセイロがシュートを放ったが、スフィーダ・GK川口真奈がセーブする。開幕戦ということもあってか、互いに静かな時を過ごす中、パルセイロが何度か速い攻撃を繰り出す。

試合後、スフィーダ・川邊健一監督が「相手はノーリスクなプレーを選択していた」と語ったように、パルセイロはロングボールから活路を見出そうとする。そして、それが効いた。ロングボールを競り合い、こぼれたボールを拾う。そこから手数を掛けずに縦に展開する。シンプルだが、悪いピッチコンディションに合った攻めだった。

川邊監督はタッチライン際まで出て、「空中戦で負けているから、セカンドを拾おう」と選手達に声を掛けた。徐々に相手の攻撃に慣れてきたスフィーダも、チャンスを作る。28分、DF田中麻里菜のスルーパスにDF長澤優芽が右サイドを抜け出す。マイナスのクロスにMF田中真理子がシュートを放つも、枠を捉えることができない。この一連の攻撃は、センターバックから右サイドバックにパスが渡り、フィニッシュはボランチの選手によるものだった。前半途中から、スフィーダが相手を圧倒し始めていた。そのため、2列目より後ろの選手も攻撃に絡めたのだ。

そして29分、待望の先制点が生まれる。左サイドでFW森仁美が粘り、DF福原菜緒がこぼれ球を拾ってシュート。ポストに当たってゴールへと吸い込まれていった。スフィーダの今シーズン1点目は、左サイドバックの福原によってもたらされた。

ワンサイドゲームで相手を圧倒した後半

後半に入ると、序盤からスフィーダがペースを握る。2分、森が左から中央へ侵入してシュートを放つ。直後には、FW石渕優紀のシュートがクロスバーに直撃する。なおもスフィーダの攻撃が続くと、7分、相手GKのキックミスを拾った森がシュート。しかし、これもクロスバーに阻まれ、追加点を奪えない。

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