
#5 9/4 J2 第4節 ジェフユナイテッド千葉 vs 東京ヴェルディ
『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #5
混戦のJ1昇格争いに生き残りを賭けた東京Vにとって“勝点1”が意味するもの
9/4(日)19時 J2 第4節 フクダ電子アリーナ
ジェフユナイテッド千葉 1-1 東京ヴェルディ
悔やまれる序盤の失点
かたや夏場に差し掛かって勝点の伸びが鈍ってきたジェフユナイテッド千葉(4位)、かたや昇格争いに分け入っていくにはもう負けられない東京ヴェルディ(8位)。注目の一戦は1-1のドローに終わった。
「内容的にはうちのゲームだった。妥当な結果ではないと思う」と語ったのは東京Vの川勝良一監督だ。最後まで力を尽くした選手を称え、ゲームを掌握したことに手応えをうかがわせる一方、序盤で喫した失点を悔んだ。
前半5分、千葉の先制点はセットプレーから生まれた。村井慎二の蹴ったFKに、大島秀夫が高橋祥平のマークを振り切り、頭で叩き込む。開始から10分間は千葉のペースでゲームは進んだ。東京Vのベンチは、セットプレーでの大島のマークに富澤清太郎が付くように指示。速やかに修正を加え、反撃を試みる。
12分、阿部拓馬のヘディングはポストに跳ね返され、18分、高橋の縦パスに阿部が抜け出してシュートを放つが、これはGK岡本昌弘に阻まれた。37分、小林祐希のミドルシュートはまたもポスト。次々に決定機を作り出すが、千葉のゴールを割れない。
後半、東京Vは井上平に代え、飯尾一慶を投入。さらに66分、河野広貴を下げ、菊岡拓朗を送り込む。68分、小林が左サイドに開いた飯尾にロングパスを通し、飯尾のクロスにマラニョンが頭で合わせて同点に。ついに試合を振り出しに戻した。
以降、東京Vがこのままの勢いで千葉を飲み込むか。それとも虎視眈々とカウンターを狙う千葉がチャンスをものにするか。興味はその一点に絞られた。77分、攻撃の起点として卓越した技能を発揮していた小林を、佐藤勇人が背後から潰す。さすが、キャリアが豊富なプレーヤーは勘所を心得ている。それほどこの日の小林の左足は際立っていた。やがて東京Vに攻め疲れの色が見え、千葉も押し返すほどのパワーがなく、90分に渡る熱戦は終わりを迎えた。