#3 8/27 東京都サッカートーナメント決勝 FC町田ゼルビア vs 専修大学
前半28分、北井がドリブルで仕掛けると、PKを獲得する。このPKを勝又が右隅に決めた。
専修大が主導権を握りつつ、ゼルビアもしぶとく食らいつく形の前半だった。
膠着状態を選手交代で打開を試みた町田だったが…
後半も戦況は変わらない。専修大がサイドを縦に突破を試み、ゼルビアが跳ね返す展開を続けた。しかし変化しないことが試合を大きく変化させた。
「JFLのチームは当たりの強さが違う。なかなか思うように自分たちのサッカーが出来なかった。」
と専修大のMF仲川輝人は振り返る。徐々に体力が底付きそうになる専修大に対して、ゼルビアは変わらず速い守備を繰り返していたのだ。
後半のゼルビアはそれだけでなく、守るときは中央に寄せて、攻めるときはサイドを広く使っていた。GK修行智仁が好セーブを繰り返したのも見逃せない。
体力勝負で上にたったゼルビアはMFディミッチとMF酒井良を投入する。
「攻撃が縦に単調となっていたので、変化を付けるよう言われていた」(酒井)
ディミッチと酒井が入ったことで確かに攻撃にも変化が生まれていた。
ゼルビアは攻撃時に中央からサイドへ、サイドから中央へテンポよくボールが動くようになった。
後半35分、ディミッチが左サイドの高い位置へボールを運ぶと、それを中央へ送る。ファーサイドでボールを受けた勝又が右足を振り抜いてゴールへと送り込んだ。しかし逆転弾は勝又のオフサイドにより幻と消えた。