#19 1/27 FC町田ゼルビア 2013新体制発表会
1月27日、町田市・玉川学園講堂にてFC町田ゼルビアの2013新体制発表会が行われた。
昨シーズン、J2リーグからJFLに降格する初めてのクラブとなってしまったFC町田ゼルビア。27日、玉川学園講堂で行われた新体制発表会は、サポーター達の前で再出発を誓う意味でも、大切な集いだった。
講堂には550人が詰めかけ満席となり、入りきれず別室のモニターで見ていた人達を含め、約600人のサポーターが集まった。
開会の挨拶で登壇した下川浩之代表取締役は、「情けない1年で終わってしまった」と昨シーズンについて述べた。しかし、「JFLで単独優勝できるよう頑張り、そしてJ2に昇格できるよう皆さんに支えていただきたい」と、視線はすでに未来へと向けられていた。
選手・コーチ陣の入場が始まると、サポーターは一人ひとりにコールを送る。一際大きな拍手で迎えられたのは、東京ヴェルディから3年ぶりの復帰となったDF深津康太だった。そして新キャプテンも発表され、MF太田康介が務めることになった。
再出発のゼルビア 将来を見据えた強化を目指す
JFLから再びやり直すFC町田ゼルビアは、どのように強化されていくのか。楠瀬直木 強化・育成統括本部長がビジョンを説明した。
「今年は必ずJ2に復帰すること。また3年後、5年後にJ1を狙えるチームに、そして日本を代表するような選手を育てないといけません。今年は若手の選手をたくさん補強しました。彼らを育て、そして育成部門も強化していくことを決めました」
育成部門については、竹中穣コーチが、キャンプ後の2月からユースの監督に就任することが発表された。
続いて、マイクを持った秋田豊監督が今シーズンの意気込みを語る。
「今までにないくらい厳しく、こんなにやるの、というくらいトレーニングをしています。今はJFLですけど、プロとはどういうものかを伝えていきたいと思っています。周りのチームは必ず僕達をマークしてきますし、色々な対策をしてくると思います。時には勝つ意思がないのではというくらい守りを固めてくるチームなど、一泡吹かせようとしてきます。ただ、どんなチームが来ても勝てるようにしていきたいと思います」
その後、新加入選手の挨拶が行われた。韓国からやってきたDFパク・チェンホは、メモを見ながら慣れない日本語で挨拶をし、久々にゼルビアに帰ってきた深津はシンプルな言葉でまとめた。