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#18 1/26 スフィーダ世田谷FC 2013シーズンファン感謝祭

1月26日、世田谷区・三茶しゃれなーど でスフィーダ世田谷FCの2013年ファン感謝祭が行われた。

和やかでアットホームな会となった。26日、スフィーダ世田谷FCがファン感謝祭を開催した。

まず挨拶をしたのは稲田能彦代表。集まってくれた人達に感謝を述べ、昨シーズンのチャレンジリーグを簡単に振り返った。そして声援を送ってくれる人達がいることの重要性を話した。その後に登場したお笑い芸人・春田和幸さんが、長渕剛のモノマネで場を盛り上げた。

10番の発表にどよめく会場

新加入選手のお披露目も行われ、今シーズンの登録選手と背番号の発表が行われたが、そこでも大きな盛り上がりがあった。まず、昨年の10番だったFW石渕優紀が9番となったことで、「おー!」という歓声が上がった。そして数秒後、再びどよめきが会場を包んだ。今シーズンのナンバー10を託されたのはMF薄田春果。16歳の抜擢に大きな驚きが伴っていた。だが、一番驚いているのは本人だ。

「ビックリしましたよ!最初は監督がふざけてるのかと思ったんですけど、本当でした(笑)」

年明け後の練習の最中、チームメイトの前で監督から言い渡されたという。ユースでも10番を背負っていたが、この番号を背負うことは緊張するそうだ。だが「10番に恥ずかしくないプレーをしないと」とも語る。

今はまだ、エースナンバーを重荷に感じることもあるだろう。しかしシーズンを通して彼女らしいプレーを見せていけば、誰もが薄田の背中には『10』が似合うと思うようになるはずだ。

クラブがこのようなファン感を行うのは、今年で2回目となる。昨年はスタッフの手で運営されたそうだが、今年は選手達が主導で開催した。用意された食べ物や飲み物を来場者に配ったり、歓談の時間も気さくにファンとの交流を深めていた。このことについて、チームキャプテンのDF川嶋珠生はこう説明する。

「やっぱりファンの方に感謝すべきなのは私たち選手です。こうして自分達が中心でやったことで、思い入れもあります」

滞りなく和やかなまま会を終えたが、少々の不備があったと川嶋は言う。だが、そういった手作り感は、チームとファンとの距離が近いスフィーダのカラーが表れていて、むしろ好感が持てた。

ファンと選手の距離が近いという印象は、この日だけでも何度も受けた。1人のコアなサポーターが皆の前に立つ。1月の大雪の日、彼は突然、思い立って神社へ向かい、そこで選手全員分のお守りを購入したという。それを会の最中に手渡した。

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