#12 10.7 東京クラシック特集(全5回) ~第5回 サポーター編~
東京クラシックは、ゼルビアがJリーグに昇格したことで実現した。関東リーグ時代からゼルビアを支えてきたタケルさんは、当時を振り返りながら言う。
「前は、稲城市のヴェルディグラウンドを間借りして練習していたんです。読売クラブOBの戸塚哲也さんが監督だった時です。ヴェルディの方々にお世話になったし、今こうやって『クラシック』なんてつけてもらって光栄に思います」
ひとりでも多くの人に、このダービーを知ってもらいたい
今回の合同チラシ配りには、40人以上の両サポーターが集まった。用意した1000枚のチラシも全て配った。チラシを受け取った全員がスタジアムに来てくれるかはわからない。だが、まずは知ってもらうことが大事だと、滝沢さんは言う。
「まだ東京クラシックを知らない人は沢山いると思うんです。だから、こういう活動を通して少しでも気付いてもらえたら、ありがたいです」
両チームとも、勝つしかない状況だ。ヴェルディはプレーオフ進出圏内ギリギリの6位。だが、上位争いは混戦のため、勝てばJ1自動昇格の2位も狙える。1勝の重みは、ゼルビアも同じだ。最下位脱出、残留に向けて望まれるのは、勝点3のみ。
東京クラシックは、J誕生以前からの東京ヴェルディとFC町田ゼルビアの歴史が詰まっている。そして現在、一方はJ1昇格のため、もう一方はJ2残留のため、置かれた立場は違うが、どちらも必勝を期して味の素スタジアムに集結する。
10月7日(日)16時キックオフ 東京ヴェルディ vs FC町田ゼルビア 東京クラシックの舞台は整った。
(了)
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