#4 1/22 日テレ・ベレーザ2012新体制発表会見
-DF長船加奈選手とMF井手上麻子選手の退団について
「新チームに移籍ということになりました。元々戻るという前提で、加入当初も登録するのではなく、サッカーをやる環境をということで受け入れた。二人は戻る前提だったんですけど、一緒にやっていく中で私の方から、メンバーを脅かしてチームに貢献する事の方がマリーゼへの恩返しになるんじゃないかと思って、登録の話を持ちかけた。
二人もやっていくうちに意欲が出てきて、戻る前提は変えなくていいから、こっちにいる間はベレーザの一員としてやって欲しいと。二人ともとてもチームに馴染んでいたので、戻る気持ちとベレーザの選手だという気持ちが生まれて、辛い決断でした、と最後に言っていました。でもチャレンジリーグからのスタートだとしても、戻るという決意した二人の人間性が良くて、最後まで良いヤツだったなと(笑) 是非これからも頑張ってもらいたいです。」
-特に長船選手はベレーザでもレギュラーで、もったいないという気持ちはありましたか?
「周囲からもそういう声もあって、私もここでやった方が良いと言いました。でも本当に真面目な、恩を忘れないという所が、ここでもレギュラーになれて、みんなに受け入れてもらえた理由だと思います。密かに見守っていきたいです。数年後はライバルになりますけどね(笑)」
-新加入のMF阪口夢穂選手に期待するのは?
「経験とバランスが取れたユーティリティな部分。うちに足りない所はまだたくさんありますけど、中でも単純に蹴る力とか長いフィード。上手い選手はうちにもたくさんいますけど、それとは一味違う、テンポやリズムを変えられる長短のパスが出せる。それと本当に攻撃が好きなので、ベレーザにもフィットすると思います。そこを期待しています。」
-野田監督が獲得を強く要望したのか
「そんなこないですよ。上の方で動いていただいて。前々から刺激になる選手がいたらなと思っていたんですけど、お金のこともあるので、あまりオーダーは出さないようにしていました。」
-ボランチでの起用を考えていますか?
「まだ合流してみないとわからないですけど、攻撃面の良さも十分わかっていて、決定力もある。本人も、ヘディングやゴール前に飛び込んでいくプレーは大好きだと思うので。今年はなでしことU-20、U-17の3つのカテゴリーで世界大会があるので、ベレーザにとっても1年通してメンバーを固定できないと想定しています。他チームとは少し状況が違うというのを頭に入れて、補強を上の方にお願いをしていた。何人選ばれるかわからないですけど、各カテゴリーで必ず抜かれる。特にU-20とU-17はリーグが中断しないので、ポジションを固定するのは難しいかなと。それを頭に入れてチーム作りをしていかないといけない。去年から意識はしていたんですけど、今年は補強したけど大変になるなと思っています。」
-今シーズンのシステムについて
「基本は4-2-3-1で。全日本選手権の時は怪我人が多くてどうにもならなかったので、守備を強化しようと。オーソドックスな4-4-2でも、それは試合が始まれば縦関係になったりするので、あまりシステムにこだわるのではなくて、各選手がどのポジションになっても1年通してしっかりプレーできるよう意識してやっていきたい。去年もアグレッシブにやっていたんですけど、もっとシンプルにいける所もあったし、もっと早くゴールに向かえる所もあったと思う。今年も引き続き、そこは意識しながらやっていきたい。若いチームなので、好不調の波はあるんですけど、少しずつ安定させて、常に前へ前へというサッカーは変えたくないなと。」
(了)